内容説明
人々はなぜ、これほどまでにダイヤモンドに魅せられるのか?新資料により、「ダイヤモンドと人々」との語られざる歴史をわかりやすくひもとく。
目次
ダイヤモンドを買う人たち
ダイヤモンドの原石を探す人たち
恋人たち
ホープダイヤモンド
楽天家たち
ダイヤモンドを売る人たち
王妃たちのダイヤモンド
スターたちの力
勝利者たち
干渉する人たち
ダイヤモンドを造り出そうとした人々
奇術師たち
支配者たち
影響力のある人たち
批判者たち
革新者たち
著者等紹介
ベルグスタイン,ラシェル[ベルグスタイン,ラシェル] [Bergstein,Rachelle]
10年以上にわたり出版社に勤めた後、現在は「フォーブス」誌に寄稿している。ブルックリンのウィリアムズバーグに、夫と子どもと住んでいる
下隆全[シモタカマサ]
兵庫県出身、1965年に京都大学英文科を卒業、同年に総合商社「江商」(現在の「兼松」)に入社、大阪本社・福井支店勤務を経て、ドイツ、ビルマ(現ミャンマー)、インドなどの海外駐在の経験を重ねた。1999年の退社後、翻訳会社「ジェックス」で実務翻訳の経験を積んだ後、出版翻訳に転じた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
11
ダイヤモンド、という宝石のたどってきた歴史と様々な側面から拾ってきたエピソードから解説した一冊。ちょっとしたトリビアがたくさん見つかって、それだけでも面白いけれど、「ダイヤモンド」を売り出すための戦略やその負の部分もしっかり語られていて読み応えありました。2019/11/09
takao
2
ふむ2023/07/07
YVI
2
長く、詳しく、読み応えがあって、訳者後書の「ダイヤモンドを主役とする大河ドラマで、人間の欲望とダイヤモンドのしがらみを紐解く読み物」という表現がしっくりくる。究極の愛情表現でありながら、醜悪な物質主義の象徴でもあるその真実の姿を様々な視点から学んだ。「それは一つの美しい石ころにすぎないが、その美しさが我々の想像力を刺激し、将来のあらゆる可能性をプリズムにして見せてくれる」どんな物にも自己を投影できる人間の人間たる能力の、根源的で抽象的な「欲求」と、その煌めきを深く結び付けて人はここまできたのだと思った。2020/12/16
しびぞう
1
出版された当時、コロナ禍前に読みたかった!2019年5月と今では状況が違いすぎる。しかし、キラキラとした夢心地から現実を見せつける構成の素晴らしさは間違いない。もう少し文中にあるアクセサリー等の写真があっても良かったかも、とは思ったが、手元のスマホで検索すれば事足りることだ。元の文章がしっかりしているからこその翻訳とは思うが、翻訳文独特の違和感を全く感じずに読み終えることができた。そして、「机上の鉱山」のダイヤモンドを買いたくなった。2022/02/19
渓流
1
ダイヤモンドにまつわるエピソード集。歴史という大げさなものではない。2019/07/30