出版社内容情報
井上篤夫[イノウエアツオ]
著・文・その他
内容説明
坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作をはじめ、明治維新の志士たちが一堂に会して写っているともいわれる「フルベッキ写真」で名高いギドー・フルベッキ。しかしフルベッキ本人が果たしてどのような人物であったのか、その詳しい生涯はいまだ謎に包まれたままである。オランダに生まれ、アメリカに渡ったのち、1859年(安政6年)に来日、激動の幕末から明治期に、歴史上に名を残す多くの人物たちと交流を重ね、維新後は岩倉使節団の立案にも携わり、日本の近代化に大きな役割を果たしたその知られざる生涯を、生地であるオランダも含めた、フルベッキゆかりの地で綿密な取材と、新発見・未公開の資料を縦横に駆使して描き出した画期的評伝。
目次
序章 フルベッキ写真
第1章 ザイストから希望の国へ
第2章 長崎のフルベッキ
第3章 岩倉使節団
第4章 お顧い外国人
第5章 聖書翻訳
第6章 伝道者
第7章 フルベッキ家の人々
著者等紹介
井上篤夫[イノウエアツオ]
作家。米欧各地で幅広い分野の人物を取材、ボストンに四年間在住。その知見に基づき数多くの評伝や翻訳を著す。著書『志高く 孫正義正伝 決定版』(実業之日本社)はベストセラーとなり、英語、韓国語に翻訳された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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