社会は変えられる―世界が憧れる日本へ

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社会は変えられる―世界が憧れる日本へ

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336062789
  • NDC分類 364
  • Cコード C0036

出版社内容情報

 再生医療新法の立役者として、業界内でその名を知らない人はいない現役官僚が書き下ろす、 超高齢社会の「処方箋」。 超高齢社会を迎え、医療費・介護費の膨張には歯止めがかからず、今や世界に冠たる国民皆保険制度は風前の灯火。ところが医療関係者や製薬企業などの“専門家”は、古い制度や体制に守られ、同時に縛られ、「沈みゆく豪華客船」の中での席取り合戦に終始するばかり。
 この苦境を乗り切るため、現役官僚の著者は、社会・経済システムの見直しによる「生涯現役社会」の創設を説く。社会全体が変わる中で初めて持続可能な社会保障制度の構築が可能になるという。前途多難に違いないが、関係者がより広い視点から問題を捉えて行動することができれば、誰一人切り捨てることなく国民皆保険制度を維持する道が見えてくると主張する。
 著者は実際にこれまでも、業界内では「不可能」と考えられていた数々の課題に、“部外者”の視点から切り込み、改革を成し遂げてきた。その経験から、絶望するのは、まだ早いと説く。著者が思い描くのは、次世代に残すべきこの国の未来であり、世界が羨望と畏敬の念を持って見つめる「憧れの国」日本の姿だ。

第一章 問題の本質を問い直す 
1 私たちは何を間違えているのか――高齢化は対策すべき課題なのか
2 何を守り、何を変えるべきか――日本の国民皆保険は奇跡の制度 
3 私たちは何に対応しなければならないのか――疾患の性質変化を踏まえて 
4 何を実現すべきなのか――役割と生きがいを持ち続けられる社会へ
第二章 時代に合わなくなった社会保障制度 
1 社会保障制度見直しの視点
2 糖尿病――不摂生は得? 生活習慣病を容認する制度
3 がん――誰のための、何のための治療なのか? 
4 認知症――お年寄りの役割と自由を奪うことで作られる
5 処方箋――患者をもっと幸せにするために 
第三章 社会は変えられる! ――時代に合わない「制度」、業界の「常識」への挑戦 
1 社会の変化に対応できるか 
2 おかしいことはおかしい! 
3 流されてはならない 
4 誰かがやらなければ 
5 そこに課題があるなら 
6 交渉とは闘うことではない 
第四章 世界が憧れる日本へ 
1 お年寄りはもっと幸せになれる 
2 民間保険で人生を豊かに楽しく 
3 健康を楽しくおいしくするヘルスケア産業――健康は我慢することではない
4 企業文化の転換――真の働き方改革に向けて 
5 地域包括ケアがめざすべきもの――お年寄りの笑顔が溢れる街づくり 
6 生きがいの場としての農業――大規模化・効率化は本当に必要か? 
7 「サ高住」から「シ高住」へ――誰もが役割と生きがいを持てる暮らしを 
8 人生の完成に向けて――ドラマの最終章はハッピーエンドで 

江崎禎英[エサキヨシヒデ]
著・文・その他

内容説明

数々の不可能を可能にしてきた現役官僚が示す超高齢社会の「処方箋」。

目次

第1章 問題の本質を問い直す(私たちは何を間違えているのか―高齢化は対策すべき課題なのか;何を守り、何を変えるべきか―日本の国民皆保険は奇跡の制度 ほか)
第2章 時代に合わなくなった社会保障制度(社会保障制度見直しの視点;糖尿病―不摂生は得?生活習慣病を容認する制度 ほか)
第3章 社会は変えられる―時代に合わない「制度」、業界の「常識」への挑戦(社会の変化に対応できるか;おかしいことはおかしい! ほか)
第4章 世界が憧れる日本へ(お年寄りはもっと幸せになれる;民間保険で人生を豊かに楽しく ほか)

著者等紹介

江崎禎英[エサキヨシヒデ]
岐阜県出身。1989年東京大学教養学部国際関係論卒業、通商産業省に入省し、通商問題を担当。出向した大蔵省で金融制度改革に携わる。96年英サセックス大学大学院に留学の後、EU(欧州委員会)に勤務。帰国後、IT政策を担当し、内閣官房で個人情報保護法の立案に携わる。資源エネルギー庁エネルギー政策企画室長、岐阜県商工労働部長、経済産業省生物化学産業課長、同ヘルスケア産業課長などを経て、2017年より経産省商務・サービスグループ政策統括調整官兼内閣官房健康・医療戦略室次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mawaji

10
岐阜で聴いた著者の講演にいたく感銘を受けて本書を手に取りました。旧弊な枠組みの中で時代に即したシステム改変に奔走する姿に「官僚」という言葉の印象がちょっと変わったというか、やはり真面目に自分の仕事をきちんとしている人もたくさんいるのだろうと思いました(あたりまえですね)。「死なせない医療」の見直し、高齢者が認知症になるとQOL検査結果が上昇するという事実、認知症は病気ではなく脳の進化だという説など、興味深い内容で堅苦しくなく読めました。健康経営優良法人ホワイト500もうまく機能していくことを願っています。2018/12/12

Honey

9
高齢化社会に必要なのは高齢者対策ではなく、高齢者なりの生き方が全うできる世の中にすること。既成概念にとらわれず、私たちの意識を変えれば社会の仕組みも変えられる。 硬くなった頭を反省し、大還暦かもっと先の大往生まで、心愉しく活動しなくちゃ。 そもそも、生活習慣病は生活習慣を変えなければどんな治療も意味なし。無駄な医療費浪費ですね。 健康については、自らが自分自身とよく向き合っておかないと、ですね。2020/11/19

Kentaro

7
ダイジェスト版からの要約 取り組むべきは、高齢者が元気でいながら何の役割も与えられない環境を変え、2周目(「還暦」を迎えた後の期間)を生きる人たちには、1周目の人たちを「支え」てもらうことです。それは、地域コミュニティの維持、子育ての支援など安全で住みやすい社会の構築です。社会経済システムを、「2周目の人生」の存在を前提に、生涯にわたって「役割と生きがい」を持ち続けられる「生涯現役社会」に再構築することです。変えるべきは、「人口構造」ではなく、「高齢者はリタイアするもの」と思っている社会の「常識」です。2018/08/29

kitakita

6
内容が医療、社会保障の見直しに関する記述だったのでプロパーの厚労省官僚が著者かと思ったら経産省だったんですね。確かに業界、政治家とのしがらみにどっぷり浸かってしまっているプロバー職員よりも他省庁の官僚のほうが改革は進めやすいかも。しかし、この国の制度は高度成長期の制度から見直しが進まなすぎでは。前例踏襲からの脱却がこれからのカギですね。2019/04/12

tamako

6
講演を聞いて感銘を受けて読んだ。明晰な文章で、読みやすいし説得力がある。これまでのキャリアにおける武勇伝も素晴らしい。こういう方が官僚なら安心。海外が憧れる国を目指すことが日本の国益になる。目指そう。

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