H.P.ラヴクラフト―世界と人生に抗って

個数:

H.P.ラヴクラフト―世界と人生に抗って

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月24日 02時58分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336061775
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『服従』『素粒子』で知られる《世界一センセーショナルな作家》、ミシェル・ウエルベックの衝撃のデビュー作、ついに邦訳!
「クトゥルフ神話」の創造者として、今日の文化に多大な影響を与え続ける怪奇作家H・P・ラヴクラフトの生涯と作品を、熱烈な偏愛を込めて語り尽くす!
モダンホラーの巨匠スティーヴン・キングによる序文「ラヴクラフトの枕」も収録。

【目次】
ラヴクラフトの枕(スティーヴン・キング)


第一部 もう一つの世界
第二部 攻撃の技術
第三部 ホロコースト
読書案内

訳者あとがき

【著者紹介】
ミシェル・ウエルベック (ミシェルウエルベック)
1958年、フランス領レユニオン生まれ。世界で最もセンセーショナルな作家の一人。国立パリ=グリニョン農業学院卒業。1991年、初の著書である『H・P・ラヴクラフト』を刊行。詩集やエッセイなどを発表する傍ら、1994年に小説第一作『闘争領域の拡大』を出版。その挑戦的な作風から、カルト的な人気を得るようになる。1998年に長編SF『素粒子』を発表し、フランス読書界を瞬く間に席巻、30ヵ国語以上に翻訳される。ついで、『ランサローテ島』、『プラットフォーム』、『ある島の可能性』と、次々に話題作を発表し、いずれもゴンクール賞にノミネートされる。2010年に『地図と領土』でゴンクール賞を受賞する。そして、2015年に刊行した近未来小説『服従』が、発売日と同日にパリで起きた「シャルリー・エブド襲撃事件」や社会情勢との関連もあり、日本を含む世界中で大ベストセラーとなった。

スティーヴン・キング (スティーヴンキング)
1947年、アメリカ合衆国メーン州ポートランド生まれ。1974年に長編『キャリー』でデビュー。現代社会の闇や他者のもたらす不条理を題材に恐怖を描いた、いわゆる「モダンホラー」ジャンルの創始者で、世界中に多くの愛読者を持つ。『IT』『スタンド・バイ・ミー』『シャイニング』『ショーシャンクの空に』をはじめ、作品は多数映画化・ドラマ化されている。

星埜守之 (ホシノモリユキ)
東京大学教授。1958年、米国ペンシルヴァニア州生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専攻、フランス文学。著書に、『ジャン=ピエール・デュプレー――黒い太陽』(水声社)、『文化解体の想像力――シュルレアリスムと人類学的思考の近代』(人文書院、共著)、訳書に、ジャクリーヌ・シェニウー=ジャンドロン『シュルレアリスム』(人文書院、共訳)、パトリック・シャモワゾー『テキサコ(上・下)』(平凡社)、アンドレイ・マキーヌ『フランスの遺言書』(水声社、第8回日仏翻訳文学賞受賞)、アンドレ・ブルトン『魔術的芸術』(河出書房新社、共訳)、ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち(上・下)』(集英社、共訳、第47回日本翻訳出版文化賞)などがある。

内容説明

「クトゥルフ神話」の創造者としてカルト的人気を誇るホラー作家H.P.ラヴクラフトの生涯と作品を、熱烈な偏愛を込めて語り尽くす!

目次

第1部 もう一つの世界(儀礼としての文学)
第2部 攻撃の技術(晴れやかな自殺のように物語を始めよ;臆することなく人生に大いなる否を宣告せよ;そのとき、大伽藍の偉容が見えるだろう;そしてあなたの五感、いわく言い難い錯乱のベクトルは;完全な狂気の図式を描きだすだろう;それは時間の名づけ難い構造のなかに迷い込むだろう)
第3部 ホロコースト(反伝記;ニューヨークの衝撃;人種的憎悪;わたしたちはハワード・フィリップス・ラヴクラフトから魂を生贄にするすべをいかに学ぶことができるのか;世界と人生に抗って)

著者等紹介

ウエルベック,ミシェル[ウエルベック,ミシェル] [Houellebecq,Michel]
1958年、フランス領レユニオン生まれ。世界で最もセンセーショナルな作家の一人。国立パリ=グリニョン農業学院卒業。1991年、初の著書である『H・P・ラヴクラフト』(本書)を刊行する。2010年に『地図と領土』でゴンクール賞を受賞する

星埜守之[ホシノモリユキ]
東京大学教授。1958年、米国ペンシルヴァニア州生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専攻、フランス文学。訳書に、アンドレイ・マキーヌ『フランスの遺言書』(水声社、第8回日仏翻訳文学賞受賞)、ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち(上・下)』(集英社、共訳、第47回日本翻訳出版文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

138
怪奇小説は好きでなくラブクラフトは未読。本書読後にはHPL像かウェルベックを通して出来上がった。彼の精緻で客観的だが深いHPLへの愛がある考察には感心するばかりだが、HPLへの愛は起こらない。繊細で潔癖、誠実だが不寛容で頑固、激しい妄想癖を持つHPL、苦手で避けたい人だ。ひたすら興味深いのはウェルベックの考察。彼の作品は、HPLを信奉し、それを反面教師とも、それを超えようとしたところにあるのではないか。偏執狂でセックス狂、無茶なビジネスをしようとし、他の民族に服従を強いられる主人公達はまさにそう思える2018/05/20

starbro

131
ミシェル・ウエルベック、先日の『服従』に続いて、2作目です。著者の処女作で、スティーヴン・キングが序を書いているので読みました。H・P・ラヴクラフトが怪奇幻想小説の古典であることは、知っていましたが、著作は未読のため、何時か『真ク・リトル・リトル神話大系』を読めたら良いなぁ!本日は、JR東日本のおかげ(京浜東北線長時間不通)で3作読めてしまいました(怒)2017/12/16

harass

86
まさか翻訳されるとは思ってなかった本。比較的短いので図書館で読了。ウエルベックによる、HPLへのラブレターと序文のキングは語るがまさにその通り。HPLの作風の特異性から、HPLの短い生涯について熱っぽく断言する著者に圧倒される。著者自作の作風も語っているようだ。『振り返ってみると、わたしはこの本をある種の処女小説として書いたように思える。ただひとりの主人公(H・P・ラヴクラフトその人)が出て来る小説。伝えられる事実のすべて、引用される文章のすべてが正確でなければならないという制約を与えられた小説。』2018/02/06

どんぐり

72
ウエルベックの処女作で、アメリカの怪奇幻想作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(1890-1937)を取り上げた評伝。ラヴクラフトは「恐怖と夢幻劇のさなかに唯物論を導入することによって、怪奇幻想物語という一つの新しいジャンルを創りだした」人物である。ウエルベックが好きでなかったら、こういう作家を知ることもなかったし、それで善し、として読み終える。2018/02/06

Panzer Leader

54
作家の事はまったく知らないながら、かのラヴクラフト御大の生涯と作品を語りつくすとの事で手にした次第。一刀両断如くラヴクラフトの内面まで切り込んでいく手法は小気味よいほど。手放しで礼賛しているようには思えないが、多大な影響を受けた事は読み取れる。「傑作群」の題名を見ただけで、読んではいけないものを読んでしまった感覚が蘇る。傑作群の題名は「クトゥルフの呼び声」「宇宙からの色」「ダンウィッチの怪」「闇に囁くもの」「狂気の山脈にて」「魔女の家の夢」「インスマウスの影」「時間からの影」。全集を再読してみたくなる。2018/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12453440
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。