内容説明
アメリカ南部ジョージアの小さな町に住むスティーヴィ・クライは数年前夫を亡くし二人の子どもを養うためフリーランスライターとして生計をたてていた。ある日愛用する電動タイプライターが故障し、修理から戻ってくると、なんとひとりでに文章を打ち始めた!妄想か、現実か?その文章はスティーヴィの不安と悪夢、欲望と恐怖を活写したものだった。それを読むうちに彼女は―そして読者も―現実と虚構の区別がつかなくなり…ネビュラ賞作家ビジョップによる異形のモダン・ホラーにして怒涛のメタ・ホラー・エンターテインメント!巻末に“30年後の作者あとがき”を収録。(1984年作)
著者等紹介
ビショップ,マイクル[ビショップ,マイクル] [Bishop,Michael]
1945年ネブラスカ州リンカーン生まれ。ジョージア大学卒業後、空軍士官学校で英文学を教えながら70年短篇“Pinon Fall”でデビュー、75年に処女長篇A Funeral for the Eyes of Fireを刊行。81年「胎動」で、82年にはNo Enemy But Timeでネビュラ賞を受賞。79年作『樹海伝説』は異星文化人類学SFの傑作として名高い
小野田和子[オノダカズコ]
1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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