DALKEY ARCHIVE<br> 鳥の巣

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鳥の巣

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336060594
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

私の中で、4人の私のバトルが始まる――人間心理の奥底にある不安と恐怖と狂気を巧みにえぐり出す古典にして究極の多重人格小説。私のなかで、4人の私のバトルが始まる――
人間心理の奥底にある不安感と恐怖と狂気を巧みにえぐり出す
『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』の
〈孤高の異色作家〉による、古典にして究極の多重人格小説がついに登場!
〈今まで何故訳されていなかったのか不思議に思える傑作〉若島正

エリザベス・リッチモンドは内気でおとなしい23歳、友もなく親もなく、博物館での退屈な仕事を日々こなしながら、偏屈で口うるさい叔母と暮らしていた。ある日、止まらない頭痛と奇妙な行動に悩んだすえ医師の元を訪れる。診療の結果、原因はなんとエリザベスの内にある、彼女の多重人格だった。ベス、ベッツィ、ベティと名付けられた別人格たちは徐々に自己主張をし始め、エリザベスの存在を揺るがしていく……〈孤高の異色作家〉ジャクスンの、研ぎ澄まされた精緻な描写が静かに炸裂する、黒い笑いに満ちた傑作長篇がついに登場!(1954年作)

シャーリイ・ジャクスン[シャーリイジャクスン]

北川依子[キタガワヨリコ]

内容説明

エリザベス・リッチモンドは内気でおとなしい23歳、友もなく親もなく、博物館での退屈な仕事を日々こなしながら、偏屈で口うるさい叔母と暮らしていた。ある日、止まらない頭痛と奇妙な行動に悩んだすえ医師の元を訪れる。診療の結果、原因はなんとエリザベスの内にある、彼女の多重人格だった。ベス、ベッツィ、ベティと名付けられた別人格たちは徐々に自己主張をし始め、エリザベスの存在を揺るがしていく…“孤高の異色作家”ジャクスンの、研ぎ澄まされた精緻な描写が静かに炸裂する、黒い笑いに満ちた傑作長篇がついに登場!(1954年作)

著者等紹介

ジャクスン,シャーリイ[ジャクスン,シャーリイ] [Jackson,Shirley]
1916年カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。ロチェスター大学中退後、シラキュース大学に編入学。卒業後、41年に短篇デビューを果たし、48年には処女長篇The Road Through The Wallを刊行。65年死去

北川依子[キタガワヨリコ]
1967年生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門はイギリス小説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

70
コギト・エルゴ・スムはもはや通じない。。前世紀末に大ブームを引き起こした多重人格ものだが、ジャクスンの手にかかるとそれらとはまた一風変わったものに仕上がっている。多重人格そのものではなく、自己というものの不安定さに焦点が当てられているような。そんな読後感を得るのは登場人物を極端に絞ったまるで室内劇のような構成や、参照のベッツィを読んだ感じから来ているのかなあ。著者の他の小説のように息詰まるような心理描写が素晴らしいが、一方後年のホラーには見られないような個所もあり著者の違った一面を楽しむ事が出来た。2016/12/27

星落秋風五丈原

57
「アルジャーノンに花束を」発表前の作品(アルジャーノンは1959年、本作は1954年)であり、素材の選択眼とそれぞれのキャラクターの描き分けは素晴らしい。また、4つの人格が他人には見えない所でせめぎ合って主導権を奪おうとする様子はリアルで、なぜこのような分裂を招くに至ったかを少しずつ明かす過程もスリリングで面白い。これほどややこしい主人公に寄り添って、作品世界から無事抜け出すことが出来たのだろうか?と生涯を調べてみると、作者もかなり厄介な人物だったようだ。後年強烈な個性を放つ家もまだ穏やかだが崩壊の契機。2016/12/25

キムチ

56
装丁が新しい為、読み終えて1954作と知り吃驚。多重人格物はビリーミリガンしか読んでないし、ジャクソンは初読み。厳密に言うと登場人物は3人、交わされる会話が持つ邪念と毒がこれでもかというほどに続く、部屋という密室空間で。ライト医師の邪悪さ、叔母の多重性(賢者⇒皮肉屋⇒不機嫌)と対峙するエリザベス。べス・ベッツィー・ベティは閉じ込められた人格なので強烈な3人の応酬に疲労感を覚える。結局、筆者はミステリー仕立てにしたかったようで真のエリザベスに人格は?のまま。だが1冊の本の世界で展開する上質のユーモアは最高。2017/03/02

かわうそ

38
多重人格ものの先駆け的作品だけど、ある人格の視点になってストーリーがブツ切れで進行したり、人格入れ替わりコメディがあったりとさまざまなネタが投入されていて楽しい。他の登場人物も一筋縄ではいかず著者ならではの不安感・閉塞感も健在。面白かった。2017/04/25

sssakura

32
実際に見ているかのような描写に、ドキドキして、頭がおかしくなりそうでした。またあいつが出てくるんじゃないか、これは演技じゃないかと、最後まで気が抜けず、終わってしまってもなんだかすっきりしない不気味さが残りました。疲れましたが、面白かったです。2017/02/23

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