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内容説明
「まさか、まさかシーラが…」深夜、病院に駆けつけたコリーンは、妹の夫を見た瞬間すべてを悟った。「雨に濡れたカーブを曲がりきれなくて…即死だったそうだ」妹の夫のマイケルが言う。コリーンは彼を抱きしめながら泣いた。すべてはその夜に始まった。シーラ、わたしはどうすればいいの。妹の葬儀を終え、コリーンは初めて事の重大さを知った。彼女は妹のために子供を身ごもっていた。流産を繰り返す妹にかわって、人工受精によってマイケルの子供を妊娠したばかりだったのだ。妊娠を知ってシーラはあんなに喜んでいたのに。みんな子供が持てない妹のために引き受けたことだった。悲しみに打ちひしがれながら、彼女はこのとき、赤ん坊の親権をめぐってマイケルと争うようになることなど、夢にも思っていなかった…。