新編日本幻想文学集成〈9〉中島敦・神西清・石川淳・芥川龍之介・森鴎外

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新編日本幻想文学集成〈9〉中島敦・神西清・石川淳・芥川龍之介・森鴎外

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  • サイズ A5判/ページ数 828p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336060341
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

幻想文学の作家を集成したユニークな文学全集〈新版〉、遂に完結! 最終巻には森鴎外、芥川龍之介、石川淳、神西清、中島敦を収録。森?外の系譜、テーベ百門の大都とその精神を継承する作家たち。
地下墳墓のミイラに前世の無限連鎖を見出す「木乃伊」。応仁の乱の乱世に材をとった歴史小説「雪の宿り」。妖術により不老不死となった芸妓の綺譚「喜寿童女」。巧緻な文体で純なる魂の美をえがくキリシタン物「きりしとほろ上人伝」。怪談会を舞台にした「百物語」。他全63編。
全巻完結!


中島敦  矢川澄子編
狐 憑
木乃伊
山月記
文字禍
名人伝
悟浄出世
悟浄歎異
盈 虚
牛 人
弟 子
李 陵
幸 福
遍 歴
解 説 中島敦における歌のわかれ


神西清  池内紀編
夜の鳥
ハビアン説法
わが心の女
雪の宿り
化 粧
三つの挿話
水に沈むロメオとユリヤ
死児変相
ジェイン・グレイ遺文
青いポアン
解 説 もう一つの原作


石川淳  池内紀編
瓜喰ひの僧正
山 桜
ころび仙人
鉄 枴
しぐれ歌人
無尽燈
焼跡のイエス
曽呂利咄
かくしごと
怪異石仏供養
喜寿童女
二人権兵衛
無 明
解 説 ガラス玉演戯


芥川龍之介  橋本治編
葬儀記
田端日記
きりしとほろ上人伝
じゆりあの・吉助
藪の中
トロツコ
毛利先生
舞踏会


あの頃の自分の事
蜘蛛の糸
地獄変
裏 畠

わが散文詩
東京田端
解 説 殺された作家の肖像


森?外  須永朝彦編

流 行
百物語
不思議な鏡
鼠 坂
寒山拾得
椙原品
寿阿弥の手紙
うたかたの記
空 車
秋夕夢
解 説 小説といふものは何をどんな風に書いても好いものだ

中島敦[ナカジマアツシ]
著・文・その他

神西清[ ジンザイキヨシ ]
著・文・その他

石川淳[ イシカワジュン ]
著・文・その他

芥川龍之介[ アクタガワリュウノスケ ]
著・文・その他

森鴎外[ モリオウガイ ]
著・文・その他

矢川澄子[ヤガワスミコ]
編集

池内紀[イケウチオサム]
編集

橋本治[ハシモトオサム]
編集

須永朝彦[スナガアサヒコ]
編集

内容説明

地下墳墓のミイラに前世の無限連鎖を見出す「木乃伊」。応仁の乱の乱世に材をとった歴史小説「雪の宿り」。妖術により不老不死となった芸妓の綺譚「喜寿童女」。巧緻な文体で純なる魂の美をえがくキリシタン物「きりしとほろ上人伝」。怪談会を舞台にした「百物語」。他全63編。

目次

中島敦(狐憑;木乃伊 ほか)
神西清(夜の鳥;ハビアン説法 ほか)
石川淳(瓜喰ひの僧正;山桜 ほか)
芥川龍之介(葬儀記;田端日記 ほか)
森鴎外(蛇;流行 ほか)

著者等紹介

矢川澄子[ヤガワスミコ]
1930年生れ。2002年没。詩人・作家

池内紀[イケウチオサム]
1940年生れ。文芸評論家・独文学者

橋本治[ハシモトオサム]
1948年生れ。作家

須永朝彦[スナガアサヒコ]
1946年生れ。歌人・作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぐうぐう

31
「鷗外の系譜」と題された『新編・日本幻想文学集成』最終巻は、中島敦、神西清、石川淳、芥川龍之介、そして森鷗外の五人の作家が収録されている。中島敦は何をおいても「山月記」が知られているが、冒頭に配置された「狐憑」からして、面白さが炸裂だ。中でも「悟浄出世」の面白さは抜きん出ている。教えを乞うために旅に出た悟浄が、多くの賢者に出会うものの、読者は結局のところ、首を傾げ続ける悟浄にこそ教わるのだ。教科書に載せるなら、「山月記」よりも「悟浄出世」のほうが生徒にとっては学ぶことが多い。(つづく)2018/04/21

2
中島敦「文字禍」文字の無かつた昔、歓びも智慧もみんな直接に人間の中にはひつて来た。今は、文字の薄被をかぶつた歓びの影と智慧の影としか、我々は知らない。芥川龍之介「葬儀記」離れで電話をかけて、皺くちやになつたフロツクの袖を気にしながら、玄関へ来ると、誰もゐない。涙の乾いた後には、何だか張合ない疲労ばかりが残つた。その後は、唯、頭がぼんやりして、眠いと云ふ事より外に、何も考へられなかつた。解説も好き。芥川龍之介の随筆がもつ幻想を教えてくれる橋本治。淡々とした中にかおる機微。2021/08/29

ぱぴぷぺぽ

1
*** (中島敦の文禍)を読みたくて 図書館本を探したらこの本が見つかった。厚くて重くて中身はびっしり。 古典といわれる作家がズラリ。久しぶりに出会った作品を拾い読みした。時代の経過を感じ、難読でした。2024/11/07

:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

1
山月記の虎独白が胸に迫り、蜘蛛の糸の極楽浄土がとてもけだるく「ニヒル」に感じたのは新鮮だった。中島敦「悟浄出世」「悟浄歎異」の主人公である沙悟浄がつぶやく心の声も新鮮だった。無口な人ほど心の中では饒舌なのか。三蔵法師に出会うまでのいきさつを西遊記で読んでみることにした。芥川龍之介は「文語体ならいくらでもすらすら書ける作家」らしい。「『近代の口語文』を作らねばならなかった」「まだ存在しない文体を創造しながら作品を仕上げていくのだから、その執筆が遅々として捗らないのは当然のこととも言えよう」2018/10/17

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