新編・日本幻想文学集成〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 709p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336060273
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

澁澤龍彦、吉田健一、花田清輝、幸田露伴の作品全46編を収録。小説なのかエッセイなのか? 虚実のあわいを縫う迷宮世界。◎小説なのかエッセイなのか? 虚実のあわいを縫う迷宮

澁澤龍彦[1928?87]富士川義之編
虚空に飛ぶ能力を持った蹴鞠の名人の物語「空飛ぶ大納言」。魔道によって中国の皇帝が画の中に生きた自分の姿を見る「桃鳩図について」。ほか、「鳥と少女」「犬狼都市」「エピクロスの肋骨」「ダイダロス」「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」「鏡と影について」「女体消滅」「画美人」「護法」全11編。

吉田健一[1912?77]富士川義之編
奇想天外な食物幻想譚「饗宴」。飲み屋で偶然知り合った大男が突然大亀に変身する「海坊主」。ほか、「空蝉」「道端」「或る田舎町の魅力」「逃げる話」「沼」「邯鄲」「ホレス・ワルポオル」「酒の精」等全11編。

花田清輝[1909?74]池内紀編
中世室町時代を舞台にして、考証と空想のはざまを自在に往還する「伊勢氏家訓」「開かずの箱」。数に取り憑かれた青年の話「七」。ほか、「林檎に関する一考察」「歌」「海について」「ものぐさ太郎」「石山怪談」「鏡の国の風景」「『ドン・キホーテ』註釈」「テレザ・パンザの手紙」等全16編。

幸田露伴[1867?1947]種村季弘編
夢の中の生と生の中の夢が迷路の中で呼びかわす「土偶木偶」。魔界ファンタジー「新浦島」。ほか、「望樹記」「雪たたき」「ウッチャリ拾ひ」。「神仙道の一先人」「芳野山の仙女」等のオカルト随筆3編も収録。






澁澤龍彦   富士川義之編

都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト
護 法
ダイダロス
画美人
桃鳩図について
鏡と影について
女体消滅
空飛ぶ大納言
鳥と少女
犬狼都市
エピクロスの肋骨
解説 リヴレスクな文学者



吉田健一   富士川義之編

海坊主
饗 宴
或る田舎町の魅力

逃げる話
邯 鄲
空 蝉
酒の精
道 端
ホレス・ワルポオル
時 間   より第?章
解説  酒には精神がある




花田清輝   池内紀編


球面三角
『ドン・キホーテ』註釈
楕円幻想
テレザ・パンザの手紙
林檎に関する一考察
鏡の国の風景
海について

ものみな歌でおわる  第一幕第一景
ものぐさ太郎
御伽草子
開かずの箱
伊勢氏家訓
石山怪談
舞の本
解説  テレザ・パンザの手紙 第二信




幸田露伴  種村季弘編

雪たたき
望樹記
ウッチャリ拾ひ
土偶木偶
新浦島
芳野山の仙女
神仙道の一先人
楊貴妃と香
解説  無鉄砲な隠遁

年 譜


澁澤龍彦[ シブサワタツヒコ ]

吉田健一[ヨシダケンイチ]
1912年、東京生まれ。父吉田茂に従って海外各地で育った。ポーやヴァレリーの翻訳から文学活動を開始し、反ロマン主義的批評を数多く執筆するかたわら、『瓦礫の中』など多くの小説も手掛けた。主な著作に『吉田健一全集』がある。

花田清輝[ ハナダキヨテル ]

幸田露伴[ コウダロハン ]
1867年、江戸下谷生まれ。1889年、処女作「露団々」で文壇の注目を集め、続く「風流仏」で文名を一躍高めた。1937年に第一回文化勲章を受章、1947年に亡くなるまで多くの小説・エッセイを遺す。明治・大正・昭和の三代にわたり活躍した近代幻想文学の巨人である。

富士川義之[ フジカワヨシユキ ]
1938年生まれ。評論家・英文学者。著者に、『風景の詩学』『記憶のランプ』『幻想の風景庭園』など。

池内紀[ イケウチオサム ]
一九四〇年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者。主要著訳書――『ウィーンの世紀末』白水社、一九八一年。『温泉』白水社、一九八二年。『恋愛読本』彌生書房、一九八四年。『猿飛レゲンデ』沖積舎、一九八五年。ブライ『同時代人の肖像』法政大学出版局、一九八一年。アメリー『罪と罰の彼岸』法政大学出版局、一九八五年。

種村季弘[ タネムラスエヒロ ]
1933年?2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。

内容説明

虚空に飛ぶ能力を持った蹴鞠の名人の物語「空飛ぶ大納言」。奇想天外な食物幻想譚「饗宴」。中世室町時代を舞台にして、考証と空想のはざまを自在に往還する「開かずの箱」。夢の中の生と生の中の夢が迷路の中で呼びかわす「土偶木偶」。他全46編。

目次

澁澤龍彦(都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト;護法 ほか)
吉田健一(海坊主;饗宴 ほか)
花田清輝(歌;球面三角 ほか)
幸田露伴(雪たゝき;望樹記 ほか)

著者等紹介

富士川義之[フジカワヨシユキ]
1939年生れ。文芸評論家・英文学者

池内紀[イケウチオサム]
1940年生れ。文芸評論家・独文学者

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年生れ。2004年没。文芸評論家・独文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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コットン

59
澁澤龍彦の未読のものが読みたくて。その他の作家は、つまみ読み。吉田健一は今回初めて読んだが『海坊主』の締めくくりが個性があって良い。2024/06/01

ぐうぐう

23
澁澤龍彦、吉田健一、花田清輝、幸田露伴を収録した『新編 日本幻想文学集成』第二巻。「エッセイの小説」と副題が付けられているように、エッセイと小説が混在した編集となっている。が、不思議とそこに、垣根は感じない。特に澁澤龍彦の作品に、その印象を顕著に感じる。そもそも澁澤は、同人誌に小説を発表してはいたものの、そのデビューは翻訳家としてだった。編者である富士川義之の解説に「澁澤龍彦は初期の頃から奇怪な幻想世界にも、ロマンティックなエクゾティシズムにも耽溺しすぎるということがない」とあるが、(つづく)2016/09/07

ハルバル

6
なぜ今まで吉田健一の文章が苦手だったのか?全く猛省の次第。それくらい今巻では一番魅力的に感じられた。おそらく彼の文章のいい意味での酩酊感は私が幻想小説を読む時の気分と当てはまるからだと思う。私は酒を飲めないのだが、文章でしたたか酔わされる。旅先の温泉などで読んだらピッタリではないか。読んで真っ先に思い出したのはハイヤームの「ルバイヤート」で、「飲むほどに思考が明晰になる」と記すこの作家のなんとスマートな酒の飲み方よ。酔っ払って管を撒く方には見習って欲しいくらいだ。(それでも「時間」「沼」は難しかったが) 2018/03/31

MUSHI MUSHI

1
澁澤龍彦 吉田 健一を読むのがやっとでした。 特に澁澤龍彦に面白いものがありました。幸田 露伴になると 残念ながら日本語が辛くなりました。2016/11/13

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