出版社内容情報
八代将軍吉宗の落胤をかたる天一坊の悪巧みに大岡越前守が立ち向かうが、将軍への不忠を疑われ自らの生命を危うくする窮地に……。
八代将軍吉宗の落胤をかたる天一坊とその一味の悪巧みに大岡越前守が立ち向かう。越前守ただひとり天一坊の正体を見抜くも老中たちは耳をかさない。将軍への不忠を疑われた越前守は自らの生命を危うくする窮地に……。悪漢物語と爽快な大岡裁きが魅力の江戸前サスペンスの古典。
若き日の将軍吉宗とサワの出会い
修験者法沢の野望
「ご落胤」の筋書き作り
ご落胤天一坊の旗揚げ準備
大坂の拠点 徳川天一坊様御旅館
大坂城代と老中の吟味
大岡越前守の起死回生策
徳川天一坊の再調べ
必死の証拠固め
徳川天一坊の最期
巻末特集 天一坊と大岡政談
内容説明
悪党は征く、悪の道。立ち向かう大岡越前。天一坊は悪知恵のはたらく仲間と悪計のかぎり。越前守ただひとり天一坊の正体を見抜くも老中たちは耳をかさない。将軍への不忠を疑われた越前守は自らの命を危うくする窮地に…。黙阿弥の歌舞伎、神田伯山の講談で語り継がれた。