出版社内容情報
大阪の豪商・鴻池家で収集された幻の名物裂を、3DCGを駆使しながら初めて本格的に紹介!その製作期、文様や織のルーツを探る。大阪の豪商鴻池家が収集した貴重な名物裂の数々を初めて本格的に紹介。名物裂を舶載の染織品として捉え、染織史の視点から文様や織のルーツを考究する。CGで再現した仕覆イメージなど美麗な図版多数。
小笠原小枝[ オガサワラサエ ]
著・文・その他/編集
佐藤留実[ サトウルミ ]
著・文・その他
吉岡明美[ ヨシオカアケミ ]
著・文・その他
中野朋子[ ナカノトモコ ]
著・文・その他
内容説明
江戸時代を代表する豪商・鴻池家によって蒐集された美しき裂のかずかず―。裂箪笥に納められ伝世した幻のコレクションがいま明らかになる!金襴・緞子・間道など、計一三五点に及ぶ作品の詳細な図版、調書と解説を完備。その魅力を存分に伝えるとともに、「名物裂」を舶載染織品として捉え染織史に新たな知見を提示する挑戦の書!
目次
図版(金襴;緞子;間道;雑載)
論考・資料(名物裂の研究―鴻池家伝来の仕覆解袋をめぐって;名物裂の名称―増加の変遷とその要因;利休所持 備前茶入「布袋」の白地金襴考;鴻池家の茶の湯と道具蒐集―名物裂の蒐集と伝来に注目して)
鴻池家伝来名物裂箪笥概要及び目録内容
「名物裂」関連資料
著者等紹介
小笠原小枝[オガサワラサエ]
1942年愛媛県生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。東京国立博物館調査員、東京芸術大学非常勤講師などを経て日本女子大学助教授、教授を歴任。日本女子大学名誉教授、東京国立博物館名誉客員研究員。専門は日本・東洋染織の比較研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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