宗教学名著選
祈り

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  • サイズ A5判/ページ数 568p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336056917
  • NDC分類 165.4
  • Cコード C0314

出版社内容情報

祈りに関する研究で本書に言及しないものはないと言っていい。このたびの邦訳により、名著の全体像がついに明らかになる。古今東西の資料を博捜して祈りを「類型化」したドイツ宗教学確立期の代表的作品であり、預言者的・神秘主義的という宗教の2類型を提示したことでも知られる。いち早く現象学的発想を取り入れた本書は世界各国語に翻訳され、祈りに関する研究で本書に言及しないものはないと言っていい。1918年の初版刊行から100年を迎えてなされた本邦訳により、ここにその全体像が明らかとなる。

 初版へのまえがき
 第二版へのまえがき
 第三版へのまえがき
 第五版へのまえがき

序 文
第一章 未開人の素朴な祈り
第二章 定型化された儀礼の祈り
第三章 古代ギリシアの文化的宗教における祈り
第四章 哲学的思想による祈りへの批判と祈りの理想
第五章 宗教的天才の祈りの特徴
第六章 人格的信仰の二つの主要類型
第七章 神秘主義における祈り
第八章 神秘主義的な祈りの様々な形態
第九章 預言者的=福音書的信仰における祈り
第十章 偉大な人物たちの個人の祈り(詩人と芸術家)
第十一章 礼拝における会衆の祈り
第十二章 法の宗教における宗教的義務ならびに善き行いとしての個人の祈り
第十三章 祈りの本質

 解題
 解説
 索引

フリードリヒ・ハイラー[フリードリヒハイラー]
著・文・その他

深澤英隆[ フカサワヒデタカ ]
監修

丸山空大[ マルヤマタカオ ]
翻訳

宮嶋俊一[ ミヤジマシュンイチ ]
翻訳

内容説明

古今東西の資料を博捜して祈りを「類型化」したドイツ宗教学確立期の代表的作品である。世界各国語に翻訳され、祈りに関する研究で本書に言及しないものはないと言ってよい。一九一八年の初版刊行から一〇〇年を迎えてなされた本邦訳により、その全体像が明らかとなる。

目次

未開人の素朴な祈り
定型化された儀礼の祈り
古代ギリシアの文化的宗教における祈り
哲学的思想による祈りへの批判と祈りの理想
宗教的天才の祈りの特徴
人格的信仰の二つの主要類型
神秘主義における祈り
神秘主義的な祈りのさまざまな形態
預言者的=福音書的信仰における祈り
偉大な人物たちの個人の祈り(詩人と芸術家)〔ほか〕

著者等紹介

ハイラー,ヨハン・フリードリヒ[ハイラー,ヨハンフリードリヒ] [Heiler,Johann Friedrich]
1892年ドイツ、ミュンヘンに生まれる。ミュンヘン大学に学び、マールブルク大学神学部(一時期、哲学部)教授。同大学退官後、ミュンヘン大学員外教授。1967年ミュンヘンにて没。ワイマール共和制期を代表する宗教学者。1918年に26歳にして出版した前期の主著『祈り』は出版5年後の1923年には増補第5版が出されるほど広く読まれた

深澤英隆[フカサワヒデタカ]
1956年東京都生まれ。1988年東大大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学大学院教授

丸山空大[マルヤマタカオ]
1982年東京都生まれ。2012年東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。東京外国語大学世界言語社会教育センター特任講師

宮嶋俊一[ミヤジマシュンイチ]
1966年生まれ。2001年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。北海道大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヨシツネ

1
ワイマール共和制期の有名な古典 やはり秀逸なのは分類 現象宗教学での本質を掴もうとする内容は繰り返して読むべき2018/06/27

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