• ポイントキャンペーン

アラブからこんにちは―灼熱、イスラーム、魔人、子育て 未知なるアラブの生活事情

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784336056863
  • NDC分類 292.86
  • Cコード C0095

出版社内容情報

シリコンが溶ける熱さとは?水道水で大やけどする生活とは?砂漠で魔人に遭遇したら?UAE在住20年余の著者が語るアラブの日常!

日本が原油の9割を依存するUAEに嫁いだ日本女性が、20年余の体験から知られざる湾岸中東生活を語る。
想像を超えた気候、迷信、宗教、人々の考え、生活習慣、女性など、子育てと地域活動から深く観察するエッセイ。

プロローグ

1. 灼熱との闘い
夏の盛り
こわーい停電の話
砂漠の国に雨が降ると

2. アラブの女性たち
娘について思うこと
ベールのこちら側
ある結婚式の情景
おんなの生活

3. 超自然現象とのつきあい
モバイルのゆくえ
吹雪の夜

4. イスラームのはなし
ラマダーン前夜
喜捨の心得
ラマダーン真剣勝負

5. 湾岸アラブで子育て
砂漠のキャンプ
サプライズ
遅れた新学期

6. 激変するUAE
ザーイド大統領の功績
砂に願いを
偉人の思い出
四十年の歩み
ちょっとした思い出

祖母のはなし(第八回文芸思潮エッセイ賞受賞作)
エピローグ

【著者紹介】
日本UAE文化センター代表1989年早稲田大学文学部文芸科卒。1990年、UAE男性と国際結婚し、UAEに移住。3男2女をもうける。2004年からインターネットでUAE社会についてのエッセイ『アラブからこんにちは』を書き始める。2005~9年、アラブ・イスラームの生活について勉強会を主宰。その後、日本人に向けて講演、エッセイなどでUAE社会を紹介し続ける。2008年、日本UAE文化センターを創設。日本文化をUAE地域社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。翻訳書に『シャヒード100の命』インパクト出版社がある。2012年、第8回文芸思潮エッセイ賞受賞。

内容説明

シリコンが溶けてしまう熱さとは?水道水で大やけどする生活とは?砂漠で魔人に遭遇したら?UAE在住20年余の著者が語る知られざるアラブの日常!

目次

第1章 灼熱との闘い
第2章 アラブの女性たち
第3章 超自然現象とのつきあい
第4章 イスラームのはなし
第5章 湾岸アラブで子育て
第6章 激変するUAE
祖母のはなし(第八回「文芸思潮」エッセイ賞受賞作)

著者等紹介

ハムダなおこ[ハムダナオコ]
日本UAE文化センター代表、エッセイスト。1989年早稲田大学文学部文芸科卒。1990年、UAE男性と国際結婚し、UAEに移住。3男2女をもうける。2005~09年、アラブ・イスラームの生活について勉強会を主宰。その後、日本人に向けて講演、エッセイなどでUAE社会を紹介し続ける。2008年、日本UAE文化センターを創設。日本文化をUAE地域社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。2012年、第8回「文芸思潮」エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

34
UAE在住でアラブ人の配偶者を持つ作者のエッセイ。当該エリアに関心がなければなかなか手に取らないジャンルだし、なかなか読み進められないもしれないが、逆にUAEや湾岸エリアを知ることができる。UAEの気候や発展の状況、アラブ社会の実態、イスラムの考え方などカバー範囲も広く示唆に富んでいる。2022/02/28

yunyon

14
自分のイスラムに対する知識が本当に薄っぺらだったことを思い知らされた。中東のイスラムの女性がみんな、教育を受ける権利も奪われたかわいそうな人たちだと思い込んでいた。日本だって相次ぐ天災にさらされ、厳しい自然に何度も打ちのめされても、また、その地で生きていくたくさんの人々がいますが、それが他国の全く違う気候の国でも、同じように生きていること。そしてイスラムの考えが生活のすべてを形作り、『喜捨』や『断食』『祈り』そのどれにも人の日々のすべてが詰まっていること。もう目からうろこが飛び散った!2024/01/11

きりぱい

14
面白かった。UAE圏での想像を超えた生活事情のエッセイ。断食は知られるところだけれど、その月には喜捨も推奨されているとは知らなかった。財産の2.5%が義務。義務以外の喜捨もあり、自分の懐具合で寄付するのではなく、その寄付でどれだけの人を助けられるかを考えるというアラブの人たちの寛大な考え方に恥じ入る。衣食住はじめ慣習に従う大変さ、何を学ぶよりラマダーンの深い効用、ザーイド大統領の偉業等々、ドバイの発展やニュースでしか知らなかった湾岸諸国のあり方がとても興味深く読めた。すべてはアッラーが見ている。2013/08/10

makimakimasa

8
年末のUAE旅行を前に現地の予習。湾岸アラブの日常生活が興味津々なのもさる事ながら、エッセイストとして賞も取っている著者の文章に惹き込まれた。異文化理解への洞察が達観している。砂漠で5人の子育て、停電や雨への対処法、断食の様子や喜捨の考え方、ジンと呼ばれる魔人に護符の言葉「マシャラー」。結婚式やサプライズ・パーティーも日本の発想と全然違う。1971年、初代大統領シェイク・ザイードが建国。ロバからベンツに乗り換えた夫の昔話が象徴する様に、まるで石器時代の暮らしから一気に先進国へと変化した国の歴史が数奇的だ。2016/12/11

ジュースの素

8
2006年からメルマガで出していたものをまとめた本。日本の女性がUAEの男性と結婚し、5人の子供とメイドとの日々の暮らしを綴る。 総合的な感想は・・・何て大変な社会なんだ! 少し前まで砂漠の遊牧民だった人たちには まだまだ村社会と言った風習が色濃く残る。魔人の存在や妙な気遣いもあって それが日本とは違うので困る。雨が降らない土地なのでたまに降ると雨仕様になってない家は漏ったり大変な修羅場となる話には苦笑する。2015/02/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6866883
  • ご注意事項

最近チェックした商品