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出版社内容情報
大正時代を代表するモダンな抒情画家のメルヘンとファンタジーに満ちた魅力を新しい視点から紹介する美麗な画集!
大正時代を代表するモダンな抒情画家、加藤まさを。
挿絵、絵はがき、楽譜などに画筆を振るい、一方で今でも歌い継がれる『月の沙漠』などを始め
童謡の作詞、詩画集や少女小説の刊行に至るまで、乙女たちの憧れの世界で多彩な才能を発揮して
縦横無尽に活躍し、まさに「まさを萌え」とも言うべき現象を巻き起こした圧倒的人気画家。
そのメルヘンとファンタジーに満ちた多様な魅力を新しい視点から紹介する美麗な画集。
【著者紹介】
1897年~1977年。静岡県藤枝市生まれ。幼い頃は病弱で絵や歌を好む少年であったが、教師であった父の意向で美術学校ではなく立教大学予科に入学。かたわら川端画学校に学ぶ。大学で英文学を学んだことから、イギリスの画家デュラックに惹かれて本格的に抒情画に取り組み、1919年に東京神田の上方屋平和堂より絵はがきが刊行され一躍有名になる。生涯を通じて童謡、挿絵、楽譜、詩画集を発表し続け、大正末期から昭和初期にかけて竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児らと共に抒情画全盛時代を築いた。
内容説明
大正・昭和の乙女たちのあこがれを一身に集めた叙情画家、その儚く危うくファンタジックな世界をオールカラーで集大成!ロマンス、メルヘン、メランコリー、エキゾティズム…よみがえる華やかな叙情世界。
目次
1 まさを萌え―ファンタジーとエキゾティシズム(『花の精』;『小さな世界・小さな恋』;『楽劇のファンタジー』;『異国情緒―エキゾティシズム』;『憂鬱―メランコリー』)
2 まさを抒情―祈りと乙女(『祈りと想い』;『こどもの世界』;『抒情乙女』;『スポーツとモダンライフ』)
3 まさを詩画―詩と画の交歓
著者等紹介
山田俊幸[ヤマダトシユキ]
1947年生まれ。帝塚山学院大学教授
永山多貴子[ナガヤマタキコ]
1967年生まれ。郡山市立美術館学芸員
竹内唯[タケウチユイ]
1988年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻修士課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。