出版社内容情報
種村季弘の膨大な著作の中から、評論38編を2巻に精選した《タネムラ・ワールド・アトラス》。多面体文学者の無限迷宮を一望に!
怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、人形、マニエリスム――
怪人タネラムネラの膨大多彩な著作の中から、傑作本格評論38編を2巻に精選した《タネムラ・ワールド・アトラス》。
種村季弘の教え子であった諏訪哲史が、入魂の編纂解説。多面体文学者の無限迷宮を一望に!!
催眠術師とあやつり人形
マニエリスムの発見
マニエリスム文学の復権
肉体について
恐怖と快楽の逆宇宙
グロッソラリー・狂人詩・共感覚
K・ケレーニイと迷宮の構想
逆戻りする地球
地球空洞説
続・地球空洞説
薔薇の秘蹟
器具としての肉体
吸血鬼のエロチシズム
黒い錬金術
南北対極考
サタンと大母神
水中花変幻
【著者紹介】
1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。
内容説明
怪物、吸血鬼、少女幻想、詐欺師、錬金術、人形、マニエリスム―怪人タネラムネラの膨大多彩な著作の中から、傑作本格評論38編を2巻に精選した“タネムラ・ワールド・アトラス”。種村季弘の教え子であった諏訪哲史が、入魂の編纂解説。多面体文学者の無限迷宮を一望に!!
目次
催眠術師とあやつり人形―『怪人マブゼの挑戦』と怪奇映画の系譜
マニエリスムの発見―G.R.ホッケ『迷宮としての世界』をめぐって
マニエリスム文学の復権―C.R.ホッケ『文学におけるマニエリスム』をめぐって
肉体について―性的消費と畸形の肉体
恐怖と快楽の逆宇宙
グロッソラリー・狂人詩・共感覚
K.ケレーニイと迷宮の構想
逆戻りする地球―トマス・ヘフナー
地球空洞説
続・地球空洞説〔ほか〕
著者等紹介
諏訪哲史[スワテツシ]
1969年生まれ。作家。「アサッテの人」で第137回芥川賞と第50回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
燃えつきた棒
ばんだねいっぺい
eirianda
ハルト