私の見た日本人

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336056269
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0098

出版社内容情報

戦後の活力ある日本を丹念に描写して、当時の日本人観を綴った随想集。今の私達が失っている日本人を鏡のように見ることができる。

バックが幼少に過ごした長崎から沖縄~北海道まで日本各地を訪れた体験やエピソード、友人との親交を基に日本を綴り、1966年にアメリカで出版された幻の随想集である。戦後の日本を活写した写真も多数収録。親日・知日家であるバック女史という「鏡」に映し出された一般的な日本人像であり、日本人の特徴を矛盾と二重構造(dichotomy)であると分析する。

【著者紹介】
宣教師だった両親とともに生後まなく中国に渡り、以後前半生を中国で過ごすユニークなアメリカ人作家。大学教育は母国アメリカで受けるが、結局中国に戻って宣教師の妻となり一時南京大学で英文学を教える。1931年『大地』を発表し1932年にピュリッツアー賞を受賞。『大地』は『息子たち』、『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を成す。1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、戦禍を避けて住み慣れた中国を離れて母国アメリカに永住。1949年共産党革命のため中国に戻る機会を失った。アジア通であり終生「東洋文化と西洋文化の架け橋」役を務める。戦前、長崎近郊で暮らした(疎開)体験をもとにして戦後まもなく書かれた『大津波』という子供向け短編が1960年に日米共同で映画化された。

内容説明

ノーベル文学賞作家の日本人観。希望にあふれ、発展の槌音が響く日本各地を訪れ、自らの体験をもとに日本と日本人を綴った幻の随想集。生活風景を活写、写真多数。

目次

日本の輪郭
日本的特徴の形成
戦前の日本と戦後の日本
日本の変化と女性
家族制度
芸者
人情と躾
義理
コミュニケーション
宗教と偏見
祭り
娯楽
日本の固有性と諸問題
日本とアメリカ

著者等紹介

バック,パール[バック,パール] [Buck,Pearl S.]
1892年~1973年。宣教師だった両親とともに生後まもなく中国に渡り、以後前半生を中国で過ごすユニークなアメリカ人作家。大学教育は母国アメリカで受けるが、結局中国に戻って宣教師の妻となり一時南京大学で英文学を教える。1931年『大地』を発表し1932年ピュリッツアー賞を受賞。1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、戦禍を避けて住み慣れた中国を離れて母国アメリカに永住。1949年共産党革命のため中国に戻る機会を失った

丸田浩[マルタヒロシ]
1967年、東京大学薬学部卒業、1972年同大学院で博士号を取得。以後米国政府の医学研究所(NIH)、エール大学、およびドイツのマックス・プランク研究所に勤務後、1988年より2006年3月まで豪州にあるルードビッヒ国際癌研究所の制癌剤開発部長。ドイツのハンブルグ大学付属病院に客員教授として勤務

小林政子[コバヤシマサコ]
1972年、明治学院大学英文学科を中退し外務省入省。リスボン大学にて語学研修。主に本省では中近東アフリカ局、国連局原子力課など。在外ではブラジル、カナダに勤務。1998年外務省を退職し翻訳を志す。ユニ・カレッジにて日暮雅道氏、澤田博氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんPAPA

28
パール・バックの「大地」は中学生の頃に無闇に覚えさせられた組み合わせの一つである。読むべき本として認識しているものの著者が女性とは知らなかった。海外向けに出版されたものが近年翻訳されたそうである。著者は慈善家らしいが全体を通じて「上から目線」が感じられ、あまり心地よい読書体験とはならなかった。この本の対象は父母や祖父母世代であり、日本社会の同調圧力が強い事は大して変わっていないものの、「義理」や「恥」を重要視しているという事や、子供や年寄りが大事にされているという点は失われた美点なのかもしれないと感じた。2023/05/23

なにょう

14
★まず多数の写真が素晴らしい。宮本常一の著作中の写真に通ずる。★パール・バックの見た日本。彼女にとっては中国だけでなく日本も大切な国だった。日本の家族制度、日本の変化と女性、コミニュケーションなどについて。★いまの日本を見たら、バックは、驚くのではあるまいか。女性は更に自由になり、子どもを生まなくなった。老人は居場所がない人もいる。子どもの虐待もあるしね。★しかし、女史は「この時代に日本の人びとは、仲立ちとして、友人として、東西に立つ使命とも言える稀な好機をつかんでいる」p253と結論づける。2016/05/02

Gummo

14
日本と日本に暮らす人々を描いたエッセイ集。本書は1966年に米国で出版されながらこれまで邦訳されていなかった。ノーベル文学賞作家である著者は、両親の仕事(宣教師)の関係から中国で育ち、度々来日したこともある(一時は長崎・雲仙で暮らしていた)知日家。多少事実誤認もあるが、繊細な観察眼と日本への愛情に満ちた態度で、古き良き日本の姿を綴っている。年長者の知恵を重んじ、何よりも平和を望む人々。この人たちは一体どこに行ってしまったのだろうか。多数収録されている写真も面白い。スマートボール場って。こんなのあったんだ。2013/06/02

壱萬参仟縁

9
1966年初出。他国から学んで創造的にくにづくりをしてきた日本(7頁)という好意的な日本観には敬意を払いたいと思う。ただ、3.11後の日本を見ていたらそんな評価にはならないと自戒せねば。昭和の日本人写真が複数出ている。してみれば、角隠しだとか、お嫁さんの人権は憲法があるが結構侵害されてた時代があったものだ。今の女性はまだましかも? 感情を抑える日本人(174頁~)。今では隔世の感がある。日本の昔を知らない若い世代が読んでほしい。私も昭和生れだが、どちらかというと成長期日本に育ち、戦後60~70年代は未知。2013/04/07

Gorosuke

5
半世紀前の日本と日本人を丁寧に描いてあって、とても参考になりました。読みながら、パール女史の目に映った日本人の姿を自分の中に探す瞑想時間がとても心地よくて繰り返し読みました。また、当時の日本人の姿を写した写真はどれも見事で、ページをめくるごとに、美徳についてのまなざしが修正されていくようでした。お正月に読んで、今はすがすがしい気持ちです。2015/01/07

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