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出版社内容情報
戦後の活力ある日本を丹念に描写して、当時の日本人観を綴った随想集。今の私達が失っている日本人を鏡のように見ることができる。
バックが幼少に過ごした長崎から沖縄~北海道まで日本各地を訪れた体験やエピソード、友人との親交を基に日本を綴り、1966年にアメリカで出版された幻の随想集である。戦後の日本を活写した写真も多数収録。親日・知日家であるバック女史という「鏡」に映し出された一般的な日本人像であり、日本人の特徴を矛盾と二重構造(dichotomy)であると分析する。
【著者紹介】
宣教師だった両親とともに生後まなく中国に渡り、以後前半生を中国で過ごすユニークなアメリカ人作家。大学教育は母国アメリカで受けるが、結局中国に戻って宣教師の妻となり一時南京大学で英文学を教える。1931年『大地』を発表し1932年にピュリッツアー賞を受賞。『大地』は『息子たち』、『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を成す。1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、戦禍を避けて住み慣れた中国を離れて母国アメリカに永住。1949年共産党革命のため中国に戻る機会を失った。アジア通であり終生「東洋文化と西洋文化の架け橋」役を務める。戦前、長崎近郊で暮らした(疎開)体験をもとにして戦後まもなく書かれた『大津波』という子供向け短編が1960年に日米共同で映画化された。
内容説明
ノーベル文学賞作家の日本人観。希望にあふれ、発展の槌音が響く日本各地を訪れ、自らの体験をもとに日本と日本人を綴った幻の随想集。生活風景を活写、写真多数。
目次
日本の輪郭
日本的特徴の形成
戦前の日本と戦後の日本
日本の変化と女性
家族制度
芸者
人情と躾
義理
コミュニケーション
宗教と偏見
祭り
娯楽
日本の固有性と諸問題
日本とアメリカ
著者等紹介
バック,パール[バック,パール] [Buck,Pearl S.]
1892年~1973年。宣教師だった両親とともに生後まもなく中国に渡り、以後前半生を中国で過ごすユニークなアメリカ人作家。大学教育は母国アメリカで受けるが、結局中国に戻って宣教師の妻となり一時南京大学で英文学を教える。1931年『大地』を発表し1932年ピュリッツアー賞を受賞。1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、戦禍を避けて住み慣れた中国を離れて母国アメリカに永住。1949年共産党革命のため中国に戻る機会を失った
丸田浩[マルタヒロシ]
1967年、東京大学薬学部卒業、1972年同大学院で博士号を取得。以後米国政府の医学研究所(NIH)、エール大学、およびドイツのマックス・プランク研究所に勤務後、1988年より2006年3月まで豪州にあるルードビッヒ国際癌研究所の制癌剤開発部長。ドイツのハンブルグ大学付属病院に客員教授として勤務
小林政子[コバヤシマサコ]
1972年、明治学院大学英文学科を中退し外務省入省。リスボン大学にて語学研修。主に本省では中近東アフリカ局、国連局原子力課など。在外ではブラジル、カナダに勤務。1998年外務省を退職し翻訳を志す。ユニ・カレッジにて日暮雅道氏、澤田博氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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