出版社内容情報
『花と蛇』等独特のロマンティシズムに彩られた耽美的傑作を数多く手掛けた鬼才が綴る日活ロマンポルノに捧げた映画人生。
神代辰巳、曾根中生、田中登と並んで日活ロマンポルノを代表する映画監督小沼勝。谷ナオミ主演『花と蛇』など独特のロマンティシズムに彩られた耽美的傑作を数多く手掛けた鬼才が日活ロマンポルノに捧げた映画人生を綴る回想録。
【著者紹介】
1937年北海道小樽生まれ。61年に日活入社。日活ロマンポルノがスタートした71年に『花芯の誘い』で監督デビュー。以後、日活ロマンポルノが終了する88年までに47本を監督、神代辰巳、曾根中生、田中登らと共にロマンポルノの黄金時代を築き上げる。その濃厚な官能描写と独特のロマンティシズムはカルト的人気がある。代表作に『昼下りの情事 古都曼陀羅』『さすらいの恋人 眩暈』『妻たちの性体験 夫の眼の前で、今…』など多数。特に谷ナオミ主演作『花と蛇』『生贄夫人』『花芯の刺青 熟れた壺』は世界的にも評価が高い。2000年、初の一般映画『NAGISA』で第51回ベルリン国際映画祭キンダーフィルム部門グランプリを受賞。01年には中田秀夫監督による小沼勝とロマンポルノをめぐるドキュメンタリー『サディスティック&マゾヒスティック』が公開された。
内容説明
神代辰巳、曾根中生、田中登と並んで“日活ロマンポルノ”を代表する映画監督小沼勝。谷ナオミ主演SM映画の傑作『花と蛇』や『昼下りの情事 古都曼陀羅』『箱の中の女』など、独特のロマンティシズムに彩られた耽美的名作を数多く手掛けた鬼才監督が日活ロマンポルノに捧げた映画人生を縦横無尽に綴る回想録。
目次
ふるさとには映画が溢れていた
一九五〇年代、東京で
助監督は辛いよ
ロマンポルノで監督に
花と蛇と、谷ナオミと
エロスの女神たち
ロマンポルノの現場
ロマンポルノの終焉まで
世界のミフネと湘南の少女
勝手にしやがれの遺言
充たされぬ夢
感想・レビュー
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まんだよつお
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