出版社内容情報
「キネマ旬報」で長期連載中の《日本映画時評》を一挙単行本化!時評を突き抜けた圧巻の時評集成、混沌の90年代篇。徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな〈活劇の行方〉を問いつづける――
「キネマ旬報」で長期連載中の《日本映画時評》を一挙単行本化!
時評を突き抜けた圧巻の時評集成、混沌の90年代篇。全3巻完結。
*好評発売中
『日本映画映画時評集成 1976―1989』定価:本体5400円+税
『日本映画映画時評集成 2000―2010』定価:本体4200円+税
【目次より】
正体不明の面白さ/現在性という命/ゼロ地点の活劇/世界同時性の地平へ/映画百年に向けて/映画の顔が似てきた/冒険体としての映画/フィクションの臨界点/映画を早送りしたくなる/歪さの訴えるもの/北野武と山田洋次/もてなしと見くびり/神代辰巳の挑発/雑のエネルギー/活劇の二転三転/黒澤明と鈴木清順/オウムへの視角 森達也監督との対話/映画『プライド』を擁護する/不透明さへの意思/サンセバスチャンの成瀬巳喜男/見る歓び/表現としての非情/相米慎二と黒沢清/寅さん映画の壁/やくざ映画の行方/異物としての映画/北野武と山田洋次/澤井組の挑戦/静謐さと怖さ/勝新太郎を悼む/フィルムとデジタルの関係/深作欣二の転回/新人=映像ソフトの価値/新人監督の条件/ぬるま湯が怖い/カタルシスの形/倒錯と破綻……
山根貞男[ヤマネサダオ]
著・文・その他
内容説明
徹底して日本映画の現在と格闘しながら新たな“活劇の行方”を問いつづける―「キネマ旬報」で長期連載中の“日本映画時評”を一挙単行本化!
目次
1990年(珍しさいろいろ;フィクションの臨界点 ほか)
1991年(歴史と現在の跛行;女優の皺が暴く ほか)
1992年(予断を許さぬ面白さ;倒錯と破綻 ほか)
1993年(善意の情熱について;描写のスペクタクル ほか)
1994年(何かに似ている;表現としての非情 ほか)
1995年(カタルシスの形;異物としての映画 ほか)
1996年(才能の使い方;些事へのまなざし ほか)
1997年(『アトランタ・ブギ』;作品の表と裏 ほか)
1998年(『HANA‐BI』;もっと別の視線を ほか)
1999年(フィルムとデジタルの関係;’60年代との距離 ほか)
著者等紹介
山根貞男[ヤマネサダオ]
1939年大阪生まれ。映画評論家。大阪外国語大学フランス語科卒業。書評誌・書籍編集者を経て、映画批評誌「シネマ」69~71の編集・発行に参加。1986年より「キネマ旬報」に日本映画時評を書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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