出版社内容情報
ヨハネ・パウロ2世の仏教批判は、経典や祖師の教えに対しては間違っている! キリスト教へ向けられる著者の真摯な反論は、等しく真宗の伝統教学(=蓮如教学)にも向けられる。仏教徒、キリスト教徒、共に必読の比較宗教論。
「法王さま、あなたの仏教批判はむだにはしません。
堕落した仏教の再生に役立てます。
でも、あなた方の説も随分おかしいですよね?
親鸞の立場から、きっちり指摘いたします。」
はじめに
第一章 キリスト教の仏教批判――宗教の堕落と浄化
一 ローマ法王の仏教批判――堕落と自浄作用
二 教皇への反論――この世は完成か未完成か
三 神への疑問――私はクリスチャンになれなかった
第二章 人類を救う宗教とは――戦争回避をめざす
一 なぜ宗教が生まれたか――タマシイの安定を求めて
二 宗教の存在価値――《ひろまり》と《ふかまり》
第三章 親鸞の宗教とは――信心がブッダとなって貢献する
一 親鸞からの提言――最高をめざしてこその人生
二 偶像崇拝とは――形なくゆえによく形を現す
おわりに
【著者紹介】
1943年、香川県に生まれる。1965年、龍谷大学文学部仏教学科真宗学卒業。1975年、世界連邦樹立世話人連盟会設立。1976年、浄土真宗本願寺派光教寺の住職となる。著書に、『てれほん人生講話』(潮文社)、『日々 のびやかに』(新日本印刷)、『親鸞聖人の現場の教学』(法藏館)がある。
内容説明
法王さま、あなたの仏教批判はむだにはしません。仏教の再生に役立てます。でも、あなた方の説も随分おかしいですよね。
目次
第1章 キリスト教の仏教批判―宗教の堕落と浄化(ローマ法王の仏教批判―堕落と自浄作用;神への疑問―私はクリスチャンになれなかった;教皇への反論―この世は完成か未完成か)
第2章 人類を救う宗教とは―戦争回避をめざす(なぜ宗教が生まれたか―タマシイの安定を求めて;宗教の存在価値―“ひろまり”と“ふかまり”)
第3章 親鸞の仏教―信心がブッダとなって貢献する(親鸞からの提言―最高をめざしてこその人生;偶像崇拝とは―形なきゆえによく形を現す)
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