西尾幹二全集〈第11巻〉自由の悲劇

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西尾幹二全集〈第11巻〉自由の悲劇

  • 西尾 幹二【著】
  • 価格 ¥8,140(本体¥7,400)
  • 国書刊行会(2015/06発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 749p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336053909
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0310

出版社内容情報

共産主義の終焉は自由の勝利の筈だがそこに「自由の悲劇」を見た著者は民族宗教対立を洞察、移民導入の危険を予言していた。

共産主義の終焉は自由の勝利のはずだがそこに「自由の悲劇」を見た著者は現代の民族宗教対立を洞察し、わが国への移民導入の危険を予言した。ロシア革命の無意味化でフランス革命観は破綻し西洋中心歴史像は大きく揺らいだ。

序に代えて ほら吹き男爵の死

?T 1989年
世界史の急転回と日本

?U 1789年
フランス革命観の訂正
侃侃諤諤、フランスの「自由」
勝利した「自由」こそ最大の悲劇

?V 共産主義の終焉
共産主義とは何だったのか
歴史の失敗と思想の失敗――東大五月祭での廣松渉氏との公開討論
ゴルバチョフが?ケ小平になる日
ロシア革命、この大いなる無駄の罪と罰
ソ連消滅??
動き出す世界再編成と日本
日本よ、孤立を恐れるな
フランス革命から天安門広場の流血へ
対中国外交をめぐる私の発言
天安門事件の直後に――日本の慎重外交に利あり
いまは天皇訪中の時期ではない
1970年代に見え始めていたイデオロギーの黄昏
小国はつねに正義か――小田実の論理破綻
不惑考――私が四十歳の頃

?W「再統一」に向かうドイツ人の不安な足踏み
1989年12月における私の見通し
ドイツ統一は今や時の勢い
消えてなくなるはずのない東独人の東独愛国主義
統一ドイツの十字架
旧共産圏の人々のGefuhlsstau(感情のとどこおり)
ギュンター・グラスと大江健三郎の錯覚

?X 自由の悲劇
第一章 自由の衝撃
第二章 自由の混沌(カオス)
第三章 自由の教義(ドグマ)
第四章 自由の砂漠
第五章 自由の悲劇

?Y 自らを省みて
政治家の顔
試される日本
日本人のなけなしの自我合意社会日本の落し穴
欧米の傲慢は外交を考える前提である
アングロサクソンの後始末をしている地球
ポール・ケネディ『大陸の興亡』を読む
空漠たる青年たち――「左翼のニーチェ主義化」(アラン・ブルーム)
教養の無力を知った時代

?Z 難民時代と労働力
当節言論人の「自己」不在――猪口邦子氏と大沼保昭氏と
日本を米国型「多民族国家」にするな――石川好君、皮膚感覚で語る勿れ
人手不足は健全経済の証拠
外国人単純労働者受け入れは国を滅ぼす
受け入れ是非に米国の干渉を許すな――「ニューズウィーク」批判
外国人技能実習と指紋押捺全廃の問題点
元シンガポール大使に苦言を呈する

?[「労働鎖国」のすすめ(1989年)
第一章 労働者受け入れはヒューマニズムにならない
第二章 世界は「鎖国」に向かっている
第三章 知識人の「国際化コンプレックス」の愚かさ
第四章 日本は二十五億のアジアに呑み込まれる恐れがある
第五章  労働鎖国」で日本を守れ
あとがき
私の最後の警告――文庫版まえがき(1992年)

?\ 新稿四篇
自民党「移民1〇〇〇万人」受け入れ案のイデオロギー(2008年)
外国人地方参政権 世界全図――中でもオランダとドイツの惨状(2010年)
中国人に対する「労働鎖国」のすすめ(2013年)
トークライブ「日本を移民国家にしていいのか」における私の発言(2014年)

追補
孤軍奮闘の人                長谷川三千子
『「労働鎖国」のすすめ』について       西部 邁 

後記

【著者紹介】
評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。

内容説明

共産主義の終焉は自由の勝利のはずだがそこに「自由の悲劇」を見た著者は、現代の民族宗教対立を洞察し、わが国への移民導入の危険を予言した。ロシア革命の無意味化でフランス革命観は破綻し、西洋近代の意味も変わった。

目次

1 一九八九年
2 一七八九年
3 共産主義の終焉
4 「再統一」に向かうドイツ人の不安な足踏み
5 自由の悲劇
6 自らを省みて
7 難民時代と労働力
8 「労働鎖国」のすすめ(一九八九年)
9 新稿四篇
追補