出版社内容情報
舞台は現代イギリス。何千年も前に追放された古代ケルトの神々が戻ってきた。扉が開き異界との境界線を越えて伝説の魔物達が現れる…
舞台は現代イギリス。何千年も前に追放された古代ケルトの神々が戻ってきた。扉が開き、異界との境界線を越えて伝説の魔物たちも現れる。世界を人類の手に取り戻すため、五人の「竜の兄弟姉妹」たちが選ばれた。もっとも彼ら自身は自分たちの行く末に皆目見当もつかないのだが・・・。ケルト神話やアーサー王伝説に関する記述は、シリーズ各巻末の膨大な「参考文献」が示すとおり専門的だ。ファンタジーのジャンルを借りつつ、自然と人間、科学と神秘などに対する著者独特の哲学的考察には確信と説得力があり、楽しみながら知らずに啓蒙される。それぞれ精神的問題を抱えた主人公たちがロンドンからブリテン各地、ウェールズ、湖水地方、スコットランドと、神話や伝説で知られる各地をめぐるうちに、憎しみを克服し友情を育むロード・ムービーでもある。
【著者紹介】
清掃員、運転手、整備工、バンドマネージャー、レーベル社長、ジャーナリストと多彩な職歴を持ち、1992年“Underground”で長篇小説家デビュー。以来、10作を越える作品群はファンタジーからノンフィクションまで幅広い。邦訳のある『フェアリー・フェラーの神技』(バベル)で2003年英国幻想文学大賞短篇部門受信。現在は森の奥に住み、環境保護と呪術のかたわら、精力的に執筆中。本シリーズ他でもたびたび英国幻想文学大賞や世界幻想文学大賞にノミネートされている。
内容説明
舞台は現代イギリス。何千年も前に追放された古代ケルトの神々が戻ってきた。扉が開き異界との境界線を越えて伝説の魔物たちも現れる。世界を人類の手に取り戻すため五人の「竜の仲間」たちが選ばれた。彼らの行く末は…。英国幻想文学大賞受賞作家による話題作。壮大なケルト・ファンタジー。
著者等紹介
チャドボーン,マーク[チャドボーン,マーク][Chadbourn,Mark]
1960年イングランドのミッドランド地方生まれ。経済史で学位取得後、ジャーナリストを経て、90年代より本格的な作家活動に入る。以後現在までに20冊を超える長篇小説を発表し、’03年に中篇『フェアリー・フェラーの神技』、’07年に短篇Whisper Laneで英国幻想文学大賞を受賞した他、数多くの賞にノミネートされている。BBCドラマDoctorsの脚本も担当
木村京子[キムラキョウコ]
1964年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。専攻は英米文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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