内容説明
ギルガメシュ叙事詩、源氏物語、千夜一夜物語といった「古典」から、カフカ、ウッドハウス、ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』まで、翻訳をつうじて時空間を超え、新たな形で流通しつづける「世界文学」可能性を問う両期的論考。
目次
ゲーテ、新語を造る
第1部 流通(ギルガメシュの探求;法王の吹き矢;旧世界から全世界へ)
第2部 翻訳(死者の都で恋して;マクデブルクのメヒティルト、その死後の生;カフカ、故郷へ帰る)
第3部 生産(世界のなかの英語;活字になったリゴベルタ・メンチュウ;毒の書物)
ありあまるほどの世界と時間
著者等紹介
ダムロッシュ,デイヴィッド[ダムロッシュ,デイヴィッド][Damrosch,David]
1980年、イェール大学で学位を取得。コロンビア大学教授(英文学・比較文学科)を経て、ハーヴァード大学教授(比較文学科)。元アメリカ比較文学会会長。文学に対して幅広い関心を持ち、インターネットも含め、世界各地で旺盛な執筆・講演活動を行っている
秋草俊一郎[アキクサシュンイチロウ]
2009年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)。関心はウラジーミル・ナボコフを中心にした亡命文学、小説論、翻訳論など
奥彩子[オクアヤコ]
2008年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。共立女子大学文芸学部専任講師。専門は、旧ユーゴスラヴィアを中心とする東欧文学
桐山大介[キリヤマダイスケ]
2009年、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。現在、ニューヨーク州立大学オルバニー校大学院英文科博士課程在学。専門は、モダニズムを中心とするアメリカ文学
小松真帆[コマツマホ]
2000年、上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、明治大学非常勤講師。専門は、オーストリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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