湖畔

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  • サイズ B6判/ページ数 407p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336051721
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ロンドンからアイルランドの田舎の湖のほとりに越してきた一組の夫婦。近隣の住民との遠慮のない濃密な付き合い、労働と収穫の喜び、日常に影を落とすアイルランドの歴史、生命の誕生、死、そして復活への祈り―ゆるやかに流れる日々の営みを滋味あふれる筆致で描いた、マクガハン文学の到達点。

著者等紹介

マクガハン,ジョン[マクガハン,ジョン][McGahern,John]
1934年アイルランドのダブリンに、警察官の父と小学校教諭の母との間に生まれる。大学を卒業後、小学校教員となる。1963年The Barracksで作家としてデビュー。1965年の第二作『青い夕闇』が発禁処分を受け、教員の職を失い、ロンドンに出て、臨時教員や建築現場の労働者として働く。スペイン、アメリカなどを転々としたすえ、1970年にアイルランドに帰国、再び小説の執筆を始める。Amongst Women(1990)でアイリッシュ・タイムズ賞などを受賞、またイギリスのブッカー賞の候補作にもなった

東川正彦[ヒガシカワマサヒコ]
1946年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syota

34
湖畔の小さな牧場を買い取って、都会から移り住んだ夫婦の日常が描かれている。アイルランドを代表する作家の自伝的作品とのことだ。牛の出産、蜂の襲来、牧草の刈り取り、牛の競りなどの日々の出来事。素朴だが一癖ある隣人たちとの交流。繊細な筆致で描かれる四季折々の自然。そして時折垣間見える悲惨な歴史の傷跡。登場人物の造形も見事で、アイルランドの田舎暮らしの息吹がありありと伝わってくる。地味ながら味わい深い作品だ。藤村の『千曲川のスケッチ』をお好きな方なら、きっと気に入っていただけると思う。2024/11/06

miyu

14
トレヴァー好きな私。一方でマクガハンはやや苦手。彼の書く話は(たぶん現実も含めて)私には痛すぎる。普段は男性視線の語りが好みだが、それがマクガハンだとイラッとすることがあるのだ。しかしこれは意外に好きだった。未だ紛争が続いている頃が舞台ではあるが、彼の晩年の長編小説だ。彼独特の痛さが他の作品とはちょっと毛色が違って何となく共感できた。だがしかし湖畔地方のアイルランド庶民の生活を淡々と長く書き連ねて、マクガハンは結局何を伝えたかったのかしらと考えると、やはり私の頭はひたすら混乱してしまう。果たして一体。2015/01/04

ぱせり

6
地味な物語です。後世に名を残すような華々しい業績も派手な舞台もない。一見つまらない、退屈な日々の中には、なんてたくさんのドラマがあるのだろう。こつこつと、自分の器量にあった道を辛抱強く歩いていく人々の、地味に見える人生もまた冒険なのだ、と思う。この静かな湖が抱えている豊かさは、知る人ぞ知る。それでいいんだね。 2012/01/15

ほんままこと

5
ロンドンからアイルランドの湖畔に引越してきて牧場などをやり始めたインテリ夫婦の生活。周囲の因習に満ちて閉鎖的な田舎の人々との交流が、静かな時間の流れと共に描かれている。作者が歳を取っていった感じが感じられたが、自然描写などがとってつけたように間に挟まれていたりするのが、あまり感心しなかった。2022/05/13

Camille

3
アイルランドの湖畔に住む夫婦を中心に、隣人や周囲の人々の物語。大きな事件は語られず、寧ろ日常に存在する世間話が語られているようにも感じられる。それが生活であり、暮らしなのだ、そう感じた。静かで、湖畔に立ちながら、人生というものを諦めのように納得させながら、湖の音、風の音、自然の香りを感じているような物語だった。2014/03/07

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