内容説明
セルジュ・ゲンズブールに決定的な影響を与えたシャンソン歌手としてのボリス・ヴィアン。彼が作詞・作曲した世界で最も有名な歌の一つである「脱走兵」が、今なお各国で様々なバージョンで歌い継がれている過程を描き出した音楽ルポルタージュ。
目次
第1部 (ボリス・ヴィアンの「脱走兵」(一九五四年~一九五九年)
伝記的要素
戦後のポピュラー音楽界
一九五四年はシャンソンの年
政治参加した歌手、怒りに燃えた歌手 ほか)
第2部 (国際的な脱走兵;PPM;諸外国の事情;日本でも;復活した脱走兵(フランスへの里帰り) ほか)
著者等紹介
デュフォー,マルク[デュフォー,マルク][Dufaud,Marc]
作家兼映画監督。『ロック&フォーク』誌の記者でもある
浜本正文[ハマモトマサフミ]
京都大学仏文卒。愛知大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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qoop
1
ボリス・ヴィアンの評伝としてもさることながら、フランス現代史の興味深い挿話としても面白く読めた。とはいえ仏現代史に疎いため、訳者あとがきでのフォローは有り難い。第二部、国外での受容/普及とヴィアン没後の国内での再評価に関するくだりは、分量少なめで残念。北欧での唄われ方など、関心アリ。2010/02/11
mooroom7
0
2021年1月から2月にかけて、読んだと思われる。あの頃、ヴィアンにスコはましていた。のか。同時的に伝記も読み進めていたらしいが。訳者は同じ人で、伝記の方は大部であったが読了。こちらの脱走兵本は素晴らしかったなあ。何がと言って、細かいことはもう忘れてしまったが、素晴らしかったことは覚えている。この歌をジュリーも歌っていて、それも素晴らしい。ヴィアンがマイルズにジュリエット・グレコを紹介して、二人は恋仲に、の話はここで知ったのだったか、或いは。いずれにしろ、ヴィアンは神だった時代がわしにはあったということ。2025/02/17
Dr. Hiro Tanaka
0
途中で挫折。翻訳が合わない。AI翻訳に似ているタイプの翻訳2024/02/18