出版社内容情報
トロイ戦争後、苦難の果てに故郷に辿り着いたオデュッセウスの物語を、カリブ文化に特有の活力と比喩に満ちた言葉で描いた傑作戯曲。
内容説明
トロイア戦争の後、十年の歳月をかけ、苦難の果てに故郷にたどり着いた名高いオデュッセウスの物語を、カリブ海域文化に特有のドラマティックな活力や比喩に満ちた言葉で生き生きと描いた、ノーベル賞作家による傑作戯曲。
著者等紹介
ウォルコット,デレク[ウォルコット,デレク][Walcott,Derek]
1930年、西インド諸島の元英国領セント・ルシアの首都カストリーズに生まれる。詩人・劇作家。ジャーナリストでもあり水彩画や油絵も描く。双子の兄弟に後に劇作家となるロデリックがいた。ジャマイカの西インド諸島大学卒業(1953)。後にロックフェラー基金賞を受けてニューヨークで演劇を学ぶ(1957)。十八歳で処女詩集を出版。母校のセント・メアリーズ校他、カリブ各国で教鞭を執る。1958年、トリニダードに演劇工房を創設。1992年にノーベル文学賞を受ける。後年は創作者としてトリニダードで活躍、アメリカではボストン大学を始め、コロンビア、ハーヴァード、ラトガーズ、イェール大学等で教え、カリブと北米を往復して暮らした
谷口ちかえ[タニグチチカエ]
本名・谷口睦枝。旧満州奉天生まれ、東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。詩人。学生時代に「早稲田詩人会」で詩作を始める。同人誌『橘』『砂』『幻視者』を経て、現在『地球』同人、日本詩人クラブ・日本ペンクラブ・日本翻訳家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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