出版社内容情報
ジョン・コルトレーン40回忌にあたる今年7月、平岡正明が熱い「トレーン論」を書き下ろし! 喧嘩と落語とジャズの共演。
内容説明
前人未踏、コルトレーン論の決定版である表題作(書き下ろし)を含む、粋で伝法で革命的なジャズ論集。
目次
第1部 毒血と薔薇(毒血と薔薇―コルトレーンに捧ぐ)
第2部 ジャズ喫茶の蛾の死骸(ジャズ喫茶の蛾の死骸;歌笑―闇市にバップは流れる;肝臓兄弟マイク・モラスキー―『戦後日本のジャズ文化』への返礼 ほか)
第3部 「魅惑されて」(アニタ・オデイ「魅惑されて」;ジェレミー・スタイグ「ラヴァーマン」;痛い音 ほか)
第4部 寺島靖国をぶっ壊す
著者等紹介
平岡正明[ヒラオカマサアキ]
1941年生まれ。作家、評論家。早大露文科中退。在学中、政治結社「犯罪者同盟」を設立。特異な活動を展開。60年代初頭、吉本隆明、谷川雁らの自立学校事務局を担うが、ラボセンター争議を機に谷川雁と訣別。67年に「ジャズ宣言」を『ジャズ批評』誌創刊号に発表してデビュー(単行本『ジャズ宣言』は1969年5月、イザラ書房から)。以降、批評対象は革命・犯罪・落語・歌謡曲・浪曲・新内・河内音頭・空手にまで拡がり、大衆の情念と革命とを結び、論じ続ける。1990年『大歌謡論』で第4回「大衆文学賞研究賞」受賞。1994年『浪曲的』で第一回「斎藤緑雨賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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