内容説明
今、新しい葬儀の波が押し寄せている。その名を「家族葬」といい、その形式・内容から「自由葬」などとも呼ばれている。しかし、そのあり方は、喪主・葬家側においても明確ではなく、また寺院・僧侶側からも然るべき対処法は示されていない。著者は、流行だからといって「家族葬」という名の安易な“死体処理”的葬儀をしてしまって後悔することのないように、従来型の葬法「没後作僧」から家族参加型の葬儀を提唱し、今後あるべき「家族葬」の一形式として、法式・式次第を示す。
目次
第1章 家族葬とは
第2章 従来型の葬法
第3章 家族参加型儀式
第4章 中有という考え方
第5章 葬式の形式
第6章 「家族葬」の一形式として
第7章 「家族葬」葬儀法式要集私(独行)
著者等紹介
牛込覚心[ウシゴメカクシン]
昭和15年(1940)東京・浅草に生まれる。昭和45年、牛次郎の筆名で作家としてデビュー。昭和56年、野生時代新人文学賞受賞。昭和61年、臨済宗妙心寺派医王寺にて出家得度。同寺学徒。平成元年、静岡県伊東市に、転法輪山願行寺を建立、開山。平成8年、願行寺、文部大臣認証の単立寺院となり、管長兼住職となり現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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