内容説明
戦国時代の医学書『針聞書』に描かれた、人の体内にひそんで病気をひき起こすと考えられていた、キミョーキテレツでキモカワイイ、63匹の虫たちをオールカラーで収録。
目次
獣型
亀型・魚型
虫型
蛇型
顔面型・岩石型
混合型
著者等紹介
長野仁[ナガノヒトシ]
1968年、埼玉県生まれ。鍼灸師。明治鍼灸大学大学院博士課程中退後、鍼灸鴻仁開業の傍ら、和方鍼灸友の会を主宰して後進を育成し、NHK教育テレビで「ツボエクササイズ」の普及に努める。現在、森ノ宮医療学園はりきゅうミュージアム研究員、北里研究所東洋医学総合研究所客員研究員、神戸大学大学院医学系研究科医学研究員
東昇[ヒガシノボル]
愛媛県生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程中退。愛媛県歴史文化博物館をへて、現在、九州国立博物館研究員。日本近世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
14
人間を苦しめる存在なのに、目がつぶらに描かれているせいか、邪気が感じられません。でも、笑っているような表情のものが多いので、きっと人間を小馬鹿にしているんでしょうね。2014/11/06
きいち
13
このなんとも言えず可愛らしいモコモコしたのんとかにょろにょろしたのんとか、いったい何処から湧いて出たイメージなんやろか?説明読んで見てもいっちょん見当がつかん。症状を形にしたら真っ赤になりそうな高熱をもたらす虫がおとなしげだったり、凶悪そうなのがただ無性にHしたくなるのだったり、ほんま想像力というには面白すぎます。グッズにあふれてるという九州国博、行ってみやな。2013/05/18
TKK
11
戦国時代の医学書に描かれた虫たちが何かのキャラクターみたいにカワイイ。元祖キモカワです。ヘビに似た絵が多いのはサナダムシなんかの影響でしょうか。症状や治療法は当たり前だけど真面目に書かれていますが、現代からみるとそれもゆるめ~。九州国立博物館に展示されているそうです。今でもあるのかな?ミュージアムショップにグッズが置いてあるようなので、近くだったら絶対行きたいところでした。2018/01/26
遠い日
9
なんともユーモラスな腹の虫。病魔を「虫」に喩えての、解釈。微妙な症状の違いを、よくもこう細かく表現できたものだと感心する。いやしかし、当時は大まじめに、体調の悪さを解消せんと取り組んだのだろう。『針聞書』、大したものだ。2018/11/07
EnJoeToh
5
かわいい。2011/06/21