内容説明
本書は石川教張編著『現代語訳 日蓮聖人の手紙』1(国書刊行会、昭和五十一年刊)の第一章をもとに、新たに編集したものである。新編集にあたり、『現代語訳 日蓮聖人の手紙』の明らかな誤字・誤植を正し、表記を統一し、ルビを加え、見出しを改め、脚注を加え、同書収録の「日蓮聖人のご遺文」の原文は削除した。
目次
1 子どもに先立たれた母のために(七郎五郎の急死にこたえて―上野殿後家尼御前御書(弘安三・九・六)
四十九日忌の手紙―上野殿母尼御前御返事(弘安三・一〇・二四)
亡き子との再会を導く―上野尼御前御返事(弘安四・一・一三)
成仏まちがいなし―上野尼御前御返事(弘安四・一一・一五) ほか)
2 夫に先立たれた妻のために(夫婦の永別はつらく―持妙尼御前御返事(弘安二・一一・二)
冬は必ず春になる―妙一尼御前御消息(建治元・五)
法華経の女人―さじき女房御返事(建治元・五・二五)
解説 夫と妻を結びつけるもの ほか)
著者等紹介
石川教張[イシカワキョウチョウ]
1941(昭和16)年生まれ。早稲田大学文学部卒業。立正大学大学院博士課程修了。元東京・本佛寺住職。東京立正女子短期大学副学長・教授。日蓮宗現代宗教研究所顧問。日本ペンクラブ会員。2002(平成14)年遷化(世寿62歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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