内容説明
ベルリン・フィルを25歳で指揮した日本人がいた―。大戦前夜の日本・ドイツを舞台に、28年の短かすぎる生涯を華麗に駆け抜けていった伝説の音楽家、貴志康一。その波乱に満ちた人生を、遺族の証言と膨大な資料をもとに紡ぎだした渾身の評伝。
目次
第1章 芽ばえる才能(淀川のほとり網島そだち;多趣味な内弁慶 ほか)
第2章 海を渡る若葉(少年提琴家;人生の第二楽章 ほか)
第3章 迷えるつぼみ(大伯林の青春;日本青年の大いなる野望 ほか)
第4章 伯林に咲く華(鉤十字の旗の下で;メッキでない成功を ほか)
第5章 散らない桜(大計画;舞踏のような指揮 ほか)
著者等紹介
毛利眞人[モウリマサト]
音楽ライター。1972年、岐阜県郡上八幡生まれ。高校時代より地元紙にコラムを寄稿。趣味が高じて大阪芸術大学に進学。二年で中退後、中古レコード店勤務を経てライターとなる。現在、NHK関西発ラジオ深夜便に「なつかしのSP盤コーナー」を持つほか、覆刻CDの原盤提供、データ監修などを行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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