内容説明
伝説の下着デザイナー、鴨居羊子がつづる“シッポのはえた天使たち”との愛しくて、せつない日々の物語。幸福感あふれる動物エッセイの名作がついに復活!街角でひっそりと暮らすのら犬へのラブレター『のら犬のボケ』、最愛の友人:鼻吉と彼が拾ってきた子猫たちとの愉快な共同生活を描く『シッポのはえた天使たち』、そして路地裏で出会ったのら猫たちとくりひろげる交際録『のら猫トラトラ』を収録。
目次
のら犬のボケ・シッポのはえた天使たち(のら犬のボケ(いなくなったボケ;ボケと初めて出くわした;ボケの友だち;九官鳥のケェー子と父の想い出;ボケとの密会を邪まする人間ども ほか)
シッポのはえた天使たち(金狼がやってきた;鼻吉が子猫をひろった;次郎吉の孤独な闘い;鼻吉の思考力;縞の靴下をはいた天使 ほか))
のら猫トラトラ(トラトラと出逢った;おばあちゃんとタマ;二代目タマ;グレイの猫―千代丸;靴屋のミー ほか)
著者等紹介
鴨居羊子[カモイヨウコ]
1925~1991。大阪府豊中市生まれ。新聞記者を経て「ものをつくる仕事をしたい」と独立、下着デザイナーとなる。戦後、白い質素な下着しかなかった時代に、今では当たり前のものになったカラフルなスリップ、セクシーなガーターベルトなどチャーミングな下着を売り出し、一躍時代の寵児となる。デザイナー、画家として活躍する傍ら、文筆活動にも才能を発揮し、軽妙にして幻想的、快活にして味わい深い、美しく魅力的なエッセイを数多くのこしている
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感想・レビュー
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