出版社内容情報
『指輪物語』『ハリー・ポッター』から知られざる名作まで、400にのぼるファンタジーを紹介した決定版ガイド。「異世界」「魔法」「英雄」「妖精」等のキイワード・コラムも充実。
内容説明
『ライラの冒険』『魔法の国ザンス』『最後のユニコーン』『ゴーメンガースト』『エルリック・サーガ』『守り人』『十二国記』『ウィーヴワールド』ほか400冊と“異世界”“英雄”“魔法”“妖精”“神話”“小人と人形”ほか26のキイワード。
目次
遙かな異世界と神話的世界
とびらのむこうは別世界
日常の中の不思議
幻想の博物誌・奇妙な歴史
メルヘン集
ファンタジーのキイワード
著者等紹介
石堂藍[イシドウラン]
1960年生まれ。早稲田大学文学部卒。ファンタジー評論家。季刊誌『幻想文学』の発刊に20年にわたって携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北風
17
素晴らしい! アンパオ、ゴーストドラム、砂漠の宝まで記載があるなんて、わかってる! サイードの話もう一度読みたいなあ。もう手に入れられないんだよね。それを思うと、今までにも手放してきた本の数々が悔やまれる。水の都の王女は実家にあるっけ? ああ、この数々の時代に埋もれていった物語を、死ぬまでにあとどれだけ発掘できることだろうか! ファンタGメンのは児童文学だけだったけど、こちらは古典ともいえる作品から硬派なものを扱っていて、重い内容の本が多いけれど、読みたい欲求が刺激される。2016/01/31
袖崎いたる
8
ファンタジー文学のどの作品を読んだらいいかわからない人が手に取るべき本。五里霧中に縋る灯台といったところだろうか。とはいえ、ブックガイドというものは兎角紹介者の資質が問われるものであり、読書人の中にはその資質を疑いつつ手に取る人いるだろう。ぼくはの印象では、多少読者に文系的素養(主に文学や物語論)を問うているのかなという感じが、使用する術語などから伺えた。勿論ファンタジー作品であれば王道から邪道、童話からラノベまでを網羅的に視野に入れている点で、読者のお眼鏡に叶うであろうと思う。しかも格調高い国書刊行会!2015/09/22
海老エミ
6
この本の中で子供の頃に読んだ本がぽっぺん先生と注文の多い料理店だけで驚いた。子供の頃からフェミニストで現実主義な自分に驚く。2019/05/19
いちはじめ
4
著者は、今はなき雑誌「幻想文学」の発行人で主要なライターでもあった人。やや辛口ながらも一本筋の通った評価基準を持っているので、自分の趣味とは必ずしも同じではないが、参考になる2004/01/23
じゅんた
3
若干口調が偉そうに感じられてむむむ、と思ったけれど、その知識量の多さに完敗。日本の作品もカバーしていて参考になりました。論理的でない作品は好きではない、とか、好みではないがよく出来た作品、とか、はっきりしたもの言いがとても好き。作品の好みは合わないかもしれないけれど参考書のように役立つと思いました。2018/02/18
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