内容説明
多民族・多言語の豊かな文化を持つ台湾。歴史の悲劇を乗り越え、アイデンティティを求めつづけてきた台湾文学の歩みをたどる。写真多数。文学史年表、索引付き。
目次
1 台湾文学とは何か(台湾文化のクレオール性―オランダ統治から「村上春樹現象」まで)
2 植民地体制と台湾新文学(清末~一九二〇年代の台湾文学―「世外民」世代にとっての漢詩と日本語;日本人作家の見た台湾原住民―中村古峡と佐藤春夫 ほか)
3 戦時下の台湾文学(一九四〇年代の台湾文学―雑誌『文芸台湾』と『台湾文芸』;呂赫若とは誰か―戦時下の台湾文化)
4 戦後台湾文学の流れ(呉濁流と郷土文学;白先勇と六〇年代モダニズム ほか)
著者等紹介
山口守[ヤマグチマモル]
1953年、長野県生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。現在、日本大学文理学部教授
藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。現在、東京大学文学部教授。文学博士
河原功[カワハライサオ]
1948年、東京都生まれ。成蹊大学大学院修士課程修了。文学修士。現在、成蹊高等学校教諭
垂水千恵[タルミチエ]
1957年、香川県生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(人文科学)。現在、横浜国立大学留学生センター教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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