内容説明
ドリトル一家の人気者、食いしん坊のブタさんガブガブが語る奇想天外な「食べ物語」10編。オウムさんのポリネシアやアヒルさんのダブダブら、ドリトル仲間もみんな登場するのです。
著者等紹介
南条竹則[ナンジョウタケノリ]
1958年生れ。作家、英文学者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
35
ドリトル先生の番外編。 あひるのガブガブの話を中心に短編10話。 固有名詞、パロディ一覧があり、英和辞典で調べろとのこと。2013/04/23
マカロニ マカロン
13
個人の感想です:B。『ドリトル先生』読書会参考本。カバーのガブガブが噛みついているのは大好物のparsnip(井伏訳オランダボウフウ、サトウニンジンまたはアメリカボウフウ)か。本書は子ブタのガブガブがドリトル先生が開発したブタ・アルファベットで書いた本を、先生の助手トミー・スタビンズが人間語に訳したもの。ガブガブの語る10の物語。ロシアの「小石のスープ」がわらしべ長者的な展開で面白い。他に「トマト戦争」、名高き冷蔵庫探偵「シャーベット・スコーンズ」のミステリー「消えた卵事件」など愉快な話が満載2024/12/25
きゅー
10
ドリトル先生シリーズの番外編。本編読んでいないので、これだけ読んでも感情移入できないのはしょうがない。ドリトル先生は登場せず、代わりにブタのガブガブが食べ物に関する薀蓄を語る。もちろんドリトル先生シリーズの番外編ということなので、食がテーマとはいいつつも彼の作品のファンが楽しめるような作りになっているようだ。最後に物語られるのはグズル王のお伽話。第一次大戦を体験したヒュー・ロフティングの戦争に対する嫌悪感が、優しさとなって現れている佳品。最後はちょっとしんみりとしたお話で締められる。2014/07/29
ihatov1001
2
動物の言葉が話せるドリトル先生シリーズのスピンオフというべき一冊です。ドリトル先生と一緒に住んでいる動物たちの一頭、豚のガブガブが食べ物について語っています。すこしとぼけたキャラクターのがガブガブですが、こと食べ物に関しては非常に博識で、とても面白い一冊です。2016/03/23
けいちか
2
ドリトル先生番外編。ブタのガブガブがサラダ・ドレッシング博士として書いた著書について語る体裁を取っているが、結局トミーが文字起こしをしてるらしい(笑)。著書の中の登場人物の名前が、半端なく食べ物だったのには笑った。パロディになっているらしいが、調べてもどこまで分かるかは謎。2013/04/29
-
- 和書
- 重城保日記 〈第2巻〉