内容説明
これがミステリーの原点!豪華執筆陣がトリック48手を駆使して読者に挑戦―幻の古典的名著待望の復活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やんも
6
昭和三十年代に発刊された同書の文庫版で、故あって収録数は当初のものより若干少ない。寄稿している作家の中で山村正夫氏が最年少というのが時代を感じさせる。内容はミステリクイズ形式で、わずかな頁の中で、読者に推理できる程度の作品を書くというのは、なかなか大変なものだろうと思う。連戦連敗では読者も飽きてしまうだろう。中にはかなり見え見えの手がかりや、ちょっと強引な箇所も散見したが、そこはご愛敬かな。どちらかと言えば、当時の世相を反映したミステリが読みたかったので手に入れた。その点は満足している。2018/01/02
二葉
4
読んでる間は、それなりに楽しい推理クイズ集2022/02/24
込宮宴
0
元祖・五分間ミステリーとも言うべき掌編集。江戸川乱歩のトリック分類のいずれかに該当すると冒頭で断られているだけあって、オーソドックスなものが多い。だが、これがまた難しい。今でも十分通用する。2012/03/29