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カバンのなかの月夜―北園克衛の造型詩

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  • サイズ B5判/ページ数 141p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784336044686
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0092

内容説明

1960年代後半、身近な素材をカメラで撮影した「プラスティック・ポエム」なる造形詩を作り、日本のモダニズムの極北に位置した詩人、北園克衛。最先端のアーティストたちにリスペクトされ、海外でも高く評価される北園の、極度に洗練されたグラフィック・ワークを集成した写真=詩集。

著者等紹介

金沢一志[カナザワヒトシ]
1959年東京都生まれ。20世紀芸術・デザイン評論。北園克衛の住処を追うように中学は馬込に、高校は赤坂に通った
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二藍

7
写真家、イラストレーター、デザイナー、編集者……と、さまざまな才能を持って活動しながら、その作品にはどれも詩人としての言葉がひそんでいるように思う。詩そのものも独特の間があって引きこまれるんだよなあ。写真も楽しめたけど、今度は詩集を読んでみたい。2014/04/13

gu

2
どう配置しても線的に、時系列的に読まれざるを得ない言葉という束縛を軽々振り切って、瞬時に同時的に飛び込んでくる詩。それがいつまでも忘れがたい印象として残る。学生時代北園克衛を教えてくれた人がいて良かった。2011/12/04

ami

1
前景化された紙。重要なのは浮き上がった余白なんじゃないかと思う。2017/11/27

すな

0
詩人・北園克衛は写真を詩である、と定義し「プラスチック・ポエム」を発表し続けた。本著はその写真や彼に関するテキストが読める。詩作もデザインも写真も一貫して北園克衛そのものだ。「コンクリート・ポエム」との違いを知らなかったので、その点に触れられてて勉強にもなった。 最後のほうに載っている「(中略) 自分自身を退屈させないために書いてきただけで、人間とか政治とか社会などのためには一行も書かなかった」という詩に対する本人の弁がとても素敵だ。2019/06/19

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