感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポン・ザ・フラグメント
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著者は平成三年の九月に東京都町田市原町田の自宅で亡くなってます。その頃、僕は同じ町内で働いてましたが、全然知らなかった。道ですれ違ったこともあったでしょう。後藤明生とは同じ団地の住民でした。うちの親父はノーベル賞作家宅のフェンスを作りました。作家だって生活してるんだから別に不思議じゃないんですけど、小説と関係ないところでの「すれ違い」というのが、奇妙な感じで面白い。そういえば、学生時代の友人がパチンコ中に、ふと隣を見たら、埴谷雄高が打ってたと言っていたっけ。2012/09/16