目次
第1章 壬辰倭乱(首陽大君、王権を奪う;悲劇の死六臣 ほか)
第2章 開国への道(丁卯・丙子胡乱 ほか)
第3章 植民地支配と民族運動(乙巳条約;安重根の伊藤博文暗殺 ほか)
第4章 朝鮮戦争と南北統一への願い(大韓民国政府の樹立;分断された南と北 ほか)
著者等紹介
徐永洙[ソヨンス]
1948年韓国大邱市生まれ。漫画家。『天然記念物はどこにあるの』で2000年度韓国文化観光部主催の漫画大賞「学習漫画部門」を受賞
野崎充彦[ノザキミツヒコ]
1955年奈良県生まれ。現在、大阪市立大学大学院文学研究科アジア都市文化学科助教授
高秀賢[コスヒョン]
韓国生まれ。中学・高校を日本で過ごした後、帰国。韓国外国語大学日本語課大学院修了。その後、再来日。現在、大阪市立大学・大阪産業大学・阪南大学で韓国語講師をつとめる傍ら、国際会議などで同時通訳に従事する
金信恵[キムシンヘ]
韓国生まれ。韓国キリスト神学大学神学部卒。現在、埼玉県立浦和図書館臨時職員
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感想・レビュー
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nbhd
11
韓国併合に至る過程で、僕が全く知らない「日本人外交官」の名前がいくつか出てきて、「記憶と歴史」って根深いな、と複雑な気持ちになった。日本人外交官のことを、僕が全く知らなくても、韓国の歴史には確固と刻まれている、たぶん「日本人にとってのペリー」とは比べものにならないくらい深く深く。/ぶあつい全3冊を読んでみて思ったこと→①近代以前まで韓国史はだいぶとドタバタしている。②なので「選択と集中」をするなら、閔妃の時代(日本でいう幕末開国期)からじっくり学ぶのが良さげだ。2018/12/22
kenitirokikuti
6
図書館にて。元版は1990年刊行、邦訳は2001年である▲全3巻で、1000ページほどある。30年前のものなので、あんまし程度は高くないと思うが、それでも新書の朝鮮通史に比べると2~3倍細かい。朝鮮は日帝支配下になるまでずっと古代の王朝のまま、といったことを古田博司氏が言っているが、確かに本書の歴史記述を読むと、政変が多い奈良時代~平安時代前半のノリがずっと続く感じ。日本だと平安時代は奈良~京都がらみで女子が好む分野なのだけど、朝鮮史ではそういうのなさげ。えげつない春秋の世界、みたいな。2020/08/16
がんぞ
4
マンガの体裁だが固有名詞、官職名、歴史用語羅列が大部分で読みづらく絵も下手。いわゆる民族史観で、まず李氏朝鮮末期の他国を引き込む亡国沙汰百頁ほど。日本は懇願され併合し半島を近代化で感謝されるべきを、狂犬李は歴史修正し裏返しに教えた。p300「愚かな人の壁に囲まれてことの判断をまともにできなかった点は非難されて当然ですが」「祖国独立のために尽くした功績は忘れてはなりません」棚ぼたに担がれた愚人で悪手以外何もしていない、韓国右翼は承晩の良い点を探すのに必死だが皆無。韓国などという国はなくなると金豚は言う←妥当2015/02/26
さけフレーク
1
一通り読んでみたわけだが、神話から現代に至るまでの物語を3巻にまとめているからか、1冊毎の厚さに対して内容が薄い感が否めない。上中下巻という風にしたかったのだろうが、もっと巻数を増やしてもよかったのではなかろうか。2017/01/12
Nakamura Wataru
1
文禄慶長の役で韓国が李舜臣を讃える理由が分からん(補給船ちょこちょこ妨害してだけやし)。陸の金時敏(火縄銃を量産させたほか戦いぶりで歌舞伎の登場人物になるほど)とか宋象賢の(城を開け渡すか開け渡さないか小西行長と漢文でやり取りして戦死したのち小西行長が敬意を評してる)方が日本側も評価してるのにね。 どっちかというと韓国になってからの方が韓国史は面白い。俺の敬愛する朴正煕閣下ら軍事政権の台頭や(朝鮮史上で見て軍人がここまで台頭したのは異例だと思う)、その後の財閥が台頭する様とかね。謀略や権力の交代が修羅。2014/08/18