内容説明
御杣山に関する径時的な個々の断片的な記録はあるが、当時の社会的、経済的背景から、また、森林の育成および林業的な面からの記述や研究報告はない。したがって、本書では、日本文化として、日本最大の天地神明造の建築を継承させるため、御杣山の変遷と今後のあり方についてとり纏めた。その内容は遷宮に関する一般的な解説も織り込んだ。
目次
第1章 遷宮概説(遷宮史概略;殿舎の造営)
第2章 御杣山(御杣山概説;各遷宮に対する御杣山;近世の御杣山)
第3章 御杣山の造成(神宮宮域林;御造営用材備林の造成)
著者等紹介
木村政生[キムラマサオ]
昭和10年三重県生まれ。三重大学農学部林学科卒業。昭和37年より神宮司庁営林部勤務、平成5年より神宮司庁営林部長。神宮宮域林に関する研究論文他多数。平成12年林学博士(東京農業大学)
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