目次
ボルヘス追悼(渋沢龍彦)
ひとつのボルヘス入門(清水徹)
涸渇蕩尽の文学(ジョン・バース)
ボルヘス年譜(目黒聡子)
自伝風エッセー(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)
ボルヘスについて(ヴァレリー・ラルボー)
旅してもボルヘスを知る価値あり(ピエール・ドリュー・ラ・ロシェル)
回想ホルヘ・ルイス・ボルヘス(ラファエル・カンシーノス=アセンス)
文学教授としてのボルヘス(アリシア・フラード)
書物と友情(アドルフォ・ビオイ=カサーレス)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくろう
7
日本にボルヘスを紹介した「邯鄲にて」を読みたくて手にとったが、一番印象に残ったのはボルヘス自身が書いた「自伝的エッセー」だった。盲いて老いた魔術師が、最後に「愛し愛すること」について語っている。最後の一文は胸にせまる。魔術師のボルヘスも好きだけど、人間くさいボルヘスのほうがもっと好きだ。2012/03/03
きくちいいこ
1
期待して読んだのだが、ボルヘス自身の「自伝風エッセー」とビオイ=カサーレス、入沢、天沢以外のものはピンとこない感じ。小説家・詩人の語るボルヘスはなぜかいつも信用が薄いような気がしてしまうのだが……2011/06/30
ami
0
ボルヘスを純粋にフィクション内部の構造だけで論じているならレムの論評が一番的を射ている。2017/04/07
askmt
0
人があれこれ言っているのを見ると、ボルヘスが読みたくなるなぁ。「ウソッパチのおしゃべり」なんかよかった。2011/09/28