内容説明
明治八年四月、明治政府は立法機関として元老院を設置し、翌九年九月には国憲起草の命を下した。元老院では国憲編纂作業に邁進し、明治十三年十二月には最終草案を完成させたが右大臣岩倉具視や参議伊藤博文は、この国憲按を批判し、不採択に終らせた。本書は、その関連史料を写真版で紹介したものである。
目次
解題(研究史概要;史料解題;国憲按の編纂過程)
史料(『国憲草案始末』宮内庁書陵部所蔵;『日本国憲按』東京都立中央図書館所蔵;『日本国憲案引書』(国憲取調書類四)宮内庁書陵部所蔵
『日本国憲按引証』東京都立中央図書館所蔵)