新しい台湾の文学<br> 鹿港(ルーカン)からきた男

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新しい台湾の文学
鹿港(ルーカン)からきた男

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  • サイズ A6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336041357
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0397

内容説明

牛車/サンドイッチマン/吸血蝙蝠…。“台湾”を描く6篇の物語。

著者等紹介

黄春明[ホワンチュンミン]
1939年、宜蘭県羅東鎮の生まれ。八歳の時に母親を亡くし、五人兄弟の長男として苦労した少年期を過ごした。事件を起こして県立羅東中学を退学、その後入った頭城中学も退学。台北に家出し、しばらく電気屋に勤めた後、台北師範に合格するが退学。台南師範、さらに屏東師範に移ってようやく卒業する。1962年、三年間の教職服務期間を終え、軍隊服役中に書いた小説が認められ、『聯合報』に掲載される。その後、放送局、広告会社などの勤務を経ながら小説を執筆、1966年には陳映真、王禎和、施淑青、七等生等と雑誌『文学季刊』を創刊、七十年代を代表する作家の一人となった

王拓[ワントゥオ]
1944年、基隆郊外の漁村に生まれる。本名は王紘久。台湾師範大学歴史系を卒業後、花蓮で中学教員になる。さらに政治大学に進み中国文学の修士課程を修了している。1970年頃から創作を始め、初期には中国古典文学や張愛玲に関する研究論文や評論もある。1979年には世界人権デーの抗議運動で政府と対立した高雄事件(美麗島事件)で逮捕。徐々に政治運動に活動の重点を移し、現在は民進党籍の立法委員にも選出されている

宋沢莱[ソンツォーライ]
1952年、台湾雲林県生まれ。本名は廖偉竣。台湾師範大学卒業後、長く彰化県の中学校で教鞭をとっている。大学在学中から作品を書き始め、小説だけでなく評論や詩の分野でも活躍。仏教を中心に宗教に関する著作もある

王禎和[ワンチェンホー]
1940年10月に台湾東部の港町花蓮で生まれた。台湾大学外文系在学中から『現代文学』に作品を発表。1961年張愛玲が台湾を訪れたとき、「鬼・北風・人」を高く評価された。張は小説の舞台である花蓮にいたく興味をもち、王の案内で花蓮に旅行している。大学卒業後、二年間の兵役をつとめたあと、花蓮中学の英語の教師を経て、航空会社に勤務。その後、テレビ局に移ったが、その間ずっと創作をつづけた。1966年には陳映真、黄春明らと『文学季刊』を創刊。72年からアイオワ大学で創作上の研鑽をつみ、73年に帰国。1990年9月に鼻咽頭癌で亡くなるまで、小説のほかに映画の脚本や映画評なども手がけた

山口守[ヤマグチマモル]
1953年、長野県生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。現在、日本大学文理学部教授

池上貞子[イケガミサダコ]
1949年、埼玉県生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了。現在、跡見学園女子大学教授

垂水千恵[タルミチエ]
1957年、香川県生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(人文科学)。現在、横浜国立大学留学生センター教授

三木直大[ミキナオタケ]
1951年、大阪府生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。現在、広島大学総合科学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

10
台湾の祖国復帰後の白色テロとか、日本占領期とか、いろんな歴史的事象が背景にあるので、あの時かあ、とか思いながら。台湾の現代文学もなかなか良い。2020/10/18

Kazuhiro Sorimachi

0
台湾で「郷土文学」にカテゴライズされる作人を集めた短編集。黄春明『銅鑼』『坊やの人形』は貧しい庶民の生活。どちらも映画化。王拓『金水嬸』木下恵介が映画化しそうな母子もの。宋 沢莱『腐乱』は強烈な風刺小説、王 禎和『シャングリラ』『鹿港からきた男』これも庶民の生活だけどまあ人間関係の嫌らしさをこれでもかと描いている。というわけで解説にもあるけど郷土文学といってもいろいろだということがわかる本。2018/06/25

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