内容説明
怪奇幻想に関する事典。ゴシック・ロマンスからモダンホラーまで、怪奇幻想作家300人余の伝記情報と作品解説、映画・音楽・美術における「幻想作家・作品」、邦訳書誌を掲載。付録として、本邦怪奇幻想文学アンソロジー・リスト、叢書・全集リスト、巻末に、収録項目詳細目次(50音順/アルファベット順)付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サイレン
2
年の所為か小説を読む気力がなくなってきて、一寸した暇に少しづつ読める本はないかと事典に手を出してみた。手持ちの事典類の中からこの本を選んだのは正解。コラムも充実していて読んで面白い事典。但しタイトルに偽りあり。原題を直訳すると“恐怖と怪奇の事典”。内容はホラーに特化していて幻想文学全般を扱っている訳ではない。項目は怪奇作家から映画、映画監督、俳優、画家、それに編者が音楽評論家でもあるので作曲家にも結構なページ数を割いている。私自身映画も音楽も大好きなので、それも含めて非常に面白かった。2017/06/20