内容説明
本書は、国際交流基金と日本国際教育協会が行っている「日本語能力試験・1級」に合格することを第一の目標とし、さらに大学などにおける学習や研究に必要な日本語の読解力を身につけることを願いながら勉強している皆さんのために、企画・作成しました。初中級(2級)の語彙と文法を大体マスターし、1級の語彙と文法を一応それぞれの方法で学んだ、(あるいは学んでいる)皆さんが、覚えたことを定着させ、さらにそれを実際の日本語の文章の理解につなぐことができるようにと考えてあります。
目次
第1部 問題を解くための10のステップ(「こ/そ/あ」の付く言葉は何を指す?―指示語の内容を問う問題;同じ意味の言葉はどれ?―名詞の同一内容語を問う問題;だれが?何が?―特定の述語の主語や対象語を問う問題;なぜ?何のため?何によって?―理由を問う問題;どういうこと?―抽象的表現の意味解釈や内容を問う問題;どんな言葉を入れる?―抜けている語句を埋める問題;本文と合っているのはどれ?―事実、背景などを確認する問題;何を言いたい?―要旨、筆者の気持ちや意見などを問う問題;どんな順序で話が続く?―談話の構成を考える問題;グラフは何を表している?―各種のグラフに表された内容を正しく読みとる問題)
第2部 予想問題