内容説明
NHK朝の連続テレビ小説『あぐり』ヒロインあぐりの夫、エイスケの、マカ不思議な作品世界。長男・作家の淳之介の掌篇小説、長女・女優の和子、次女・作家の理恵による書きおろしエッセイ等を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
やはり常人には理解しがたい世界、男女のことがほとんどすべて。とにかく破滅的だというのは伝わってくる。和子さんのエッセイ、幼い頃エイスケさんが赤い石をお土産に下さったのを大事になさっているという文章が切なかったです。2013/05/29
井戸端アンジェリか
5
ダダイズム。んー、ダダ星人なら少しは知ってるんだけどね関係ないやね。 少ないボキャブラリーから頑張って言葉を探してコレかなと思うのは『腐敗した破滅的なエロチズム』かな。うーん....違うかもしれないな。創作篇よりも詩・散文詩篇の方が読みやすくてなんとなく理解できたような気がしないでもなかった。3人のお子さんたちがそれぞれ父の想い出を語っているのに、なぜあぐりさんの文は載せていないのか不満ではありますが最後「職業婦人気質」のモデルがあぐりさんらしいので終わり良ければ全て良し、と自らに言い聞かせます。2014/07/31
ぎんしょう
0
入手しやすく、まとまって詩がのっているのはこれかな?(作品集の方は量が少ない)ただ、初版で読んだところ、50~60ページ付近のページ数が乱れていて、非常に読みづらい部分もある。2012/02/02