感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
76
巻頭の地図を広げながら、イングランド南西部を浮浪者ジョン・ブラウンが歩いた道筋を辿ってみる。彼は歩いていた場所から遠く離れた所で発見されたのだ。そこに人気作家への剽窃疑惑が絡んでくる。スコットランド人のマクドナルド警部が農夫達と天候や種蒔きや羊の話をしている間、相棒のロンドン子ヴァーノンが半ば呆れ顔で見ている。このように時に退屈なほどのんびりした会話が作中で大きな要素を占めているのも悪くない。ついつい意外性にばかり目を向けてしまうけれど、こういうクラシックな本格物はミステリ本来の魅力を思い出させてくれる。2019/02/10
おか
37
やっぱり私って古い人間なんでしょうかね(笑)1930年代から1950年代に活躍した女流作家ロラックの世界にどっぷりと浸りました。懐かしい懐かしい懐かしい って私のどこかが言ってました(笑)刑事マクドナルド 渋くて頭良くてタフで 大好きなタイプ。でも いつの間にか 私のほうが年上になっちゃいました(笑)今回はBodyが???何体 ですかね、、、2024/03/01
maja
26
ロンドン、老社主と編集者が人気作家の原稿を巡って対立する場から、遠く向こうに広がっていくようにイングランド南西部へと飛んでいく。旅するマクドナルド警部とジャーナリストのヴァーノン。仲の良い彼らはそれぞれにこの地でちょっと調べてみたい気がかりなことがあるのだ。登場人物と情景描写が重なって、ゆったりとした雰囲気が魅力的。しかし、謎はなんと深まっていくことか。土地の雰囲気とともに味わえて楽しい。再読。2025/12/17
スプリント
14
一つの死体から次々と事件がつながっていく。 マクドナルド警部はつかみどころがないキャラ設定だが その分じっくり世界観を楽しめる。 ロラックの他の作品も読んでみたい。2025/06/01
翠埜もぐら
13
浮浪者の不可解な死から芋づる式に人気作家の失踪、捜査に来た人間への殺人未遂、袋詰めの死体と話は発展していくのですが、意外と王道と言うか先が読めてしまい、最後の「意外な犯人」も伏線がちゃんとあってあまり「意外」ではなかったです。でも、面白かった! 先が読めていても面白かった! マクドナルド主任警部の人物設定がトリッキーでも颯爽でもなく、じっくりじっとりと言った感じで安心感がすごかった。風景描写も丁寧で脳内映像派には楽しい限り。不勉強でE・C・R・ロラックの名前は知らなかったのでこれが初読。他の作品探さなきゃ2026/05/08
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