感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
17
素敵なタイトルに惹かれて読んでました。見ず知らずの犯罪学の権威に「君のフィアンセは毒殺魔」と告げられた主人公。誰を信じるのか、誰が嘘をついているのか葛藤し続ける中、密室毒殺事件が起きて…カーの作品の中で、かなり好きな部類です。なんとも言えない幻想的な雰囲気にぐいぐい引き込まれて、一気にラストまで読んでしまいました。人の恋路をなんとやら…ですね。面白かったです!2015/07/04
行加
10
このタイトルは、すごく目にするのに、実際未読だったなあ……と思い図書館で。カーの作品は、数える程しか読んでませんが、流石古典の名作だけあって、密室トリックや犯人探しがドキドキしましたv しかし、フェル博士の挙動不審っぷりは、御手洗さんみたいですねwww シンシアの傍若無人さは、今なら法に触れるレベル………まあ、ハピエンドでなによりでした!2016/06/22
しょう
6
カーの作品の中でも比較的さらっと読めた。軽いミステリーを読みたい人にはいいのかもしれない。2014/09/14
asobi
5
このお話の焦点は、三度現れた毒殺魔による密室の手口と動機のはずなのだが…。お話は思わぬ展開へ。また、主人公をめぐる三角関係の決着は、更に、毒殺魔の若さの秘訣は?さて、フェル博士はこの謎が解けるのか…という感じ(では、ありません)。2024/08/31
m-freak
5
密室の中、青酸カリを注射された死体。過去にも同じ状況の死体が発見され、自殺として処理されたという。後から気付かされる美しく張られた伏線、トリックは単純だが、それに見事に欺かれる。本格ミステリかくあるべしという作品だと思う。そして、時代背景が感じられる描写も面白い。電気代ってそうやって払ってたのか・・・。2011/12/14
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