内容説明
「社会正義」の旗印のもと、20世紀初頭から中葉にかけてのアメリカで、膨大な記事・著作類の発表と旺盛な政治的・社会的行動で大活躍した作家、アプトン・シンクレア。その半世紀にわたる作家活動を貫いていたのは、社会改革と人間性の復活に対するたぐいまれなる情熱であった―。本書は、シンクレアの波乱に満ちた生涯と作品を詳細に論じ、この不当に忘れられた作家に光を当てる決定的論考である。
目次
第1章 詩人の退場―初期作品
第2章 苦闘する主人公たち―『ジャングル』など
第3章 「自然」に対する自己防衛―『愛の巡礼』周辺
第4章 宣伝する文学―『石炭王』『石油!』『ボストン』
第5章 船を換える―エピック運動
第6章 体制を擁護する―ラニー・バッド・シリーズ
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