内容説明
人心落魄、鬼哭啾啾、蛇蝎猖獗。罪業うずまく現し世に蝟集する者たちの物語。大衆文芸作家としての筆が冴える犯罪譚の巻。超常現象譚も併せて収録。
感想・レビュー
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miubw
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大正から昭和初期に書かれた怪談らしいが、びっくりするくらい読みやすい。３２話入っているが、つまらないものがなかった。 変化球なオレオレ詐欺、オチもある「地獄の使」、土佐のお国言葉と当時の上級国民の悪辣さ（天罰当たってほしい、何が僕の武士がすたるだ）と最後のセリフが印象的な「怒」、神経症からの殺人「海異志」生霊の殺人「あかんぼの首」などが特に面白かった。2021/03/17
