文学の冒険<br> 夜ごとのサーカス

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  • サイズ A6判/ページ数 502p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336035844
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

429
アンジェラ・カーターは初読。イギリスの現代文学だが、様々な意味において特異な小説である。まず主人公のフェヴァーズの背中には立派な羽がある。天使のようなといえばそうなのだが、彼女は身長6フィート2インチ(約189cm)もあり、全体に鈍重な感が否めない。なにかしら猥雑な風でもある。つまり、天使の持つような天上的な美しさからはほど遠いのである。物語世界もまた、何から何までキッチュである。それは、はなはだしく俗悪で安っぽく、紛い物感に満ちている。ただ、一方でそれは多神教的なキマイラの輝きをも秘めているのである。2021/02/19

遥かなる想い

199
女空中ブランコ乗りフェヴァーズの 物語である。 翼を持ったフェヴァーズは 卵から生まれ、 売春宿で育ち、秘密クラブで成長する。 奇想天外なこの物語..視点を変え、場所を 変え ひたすら語り続けてくれるが、 正直なところ その内容は よくわからない。 冒険の文学らしいが、ファンタスティックな 世界を ひたすら 彷徨っている ..そんな印象の物語だった。 2017/05/25

ケイ

141
フェザーズ。身体に合った名前をつけてもらった大きな女。がさつで不潔で豪放磊落な空中ブランコ乗り。彼女の大きな身体を支えるのは背中にある羽。彼女が豪快に語る彼女の半生は、彼女の明るさを持ってしても隠しきれない哀しさがあって、それを笑い飛ばしても、彼女がそれを気にせずにおろうと、その境遇を考えるとかわいそうになる。そんなことを思うなとフェザーズは怒るだろうが、サーカスで働くものの明るさに隠された悲劇が根底を流れているようで、底を流れる深い悲しみに何度も息をつぐような読書だった。2017/04/28

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

110
19世紀末を舞台に描かれる猥雑で幻想的な『女の半生』。娼館で育てられた捨て子の少女は、思春期になると背中に翼が生えた。フリークショーに売られ、そこを逃げ出してサーカス一座に入るや、空中ブランコの花形として人気を博した。彼女に心奪われた記者は、一座の世界ツアーに同行するため道化になった。いびつで不幸な影を背負ったサーカスの女と男は、数名の脱落者を出しながらも旅を続けた。しかし、極寒のシベリアで一座の運命は暗転する……。豪放磊落さと脆さを併せ持ったフェヴァーズを軸に、奇妙な人々の悲喜劇が重奏的に奏でられる。2015/10/11

扉のこちら側

88
初読。2015年1084冊め。【62/G1000】卵から産まれたといわれる少女が思春期になったら背中に羽が生えて…というファンタジーかつ一女性の伝奇的物語。細かなエピソードや比喩的表現が多く、読むのに時間がかかった。三部構成で、結末はハッピーエンドの恋愛ものでもある。【第49回海外作品読書会】【花金読書会(2015/10/23)】2015/10/25

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